サラリーマン生活に希望は持てないので、仮想通貨で一攫千金狙いたいです。

仮想通貨について教えて!

まねっぴに質問

私は36歳男性、会社員で妻と2歳の子供がいます。年収450万円(月31万、ボーナス年間80万)、手取りは月25万円で、貯金は300万円です。妻はパート勤務ですが、幼稚園の子供が2人とも小学生になれば、正社員として働きたいと言っています。食品関係の会社で営業をしている、いわゆる平凡な会社員です。幸いコロナ禍の影響は少なく給料やボーナスは支給されています。今の生活に大きな不満があるわけではないですが、これから、サラリーマンとしてどんなに頑張っても豊かな生活を送れるとは思えません。出世したところで、年収ではそんなに大差がありません。自社ではないですが、同業他社では早期退職やリストラもあるようです。サラリーマン生活に夢や希望は持てません。

先日、会社の同僚が仮想通貨の売買で、数千万円を稼いだという話を聞きました。具体的には教えてくれませんでしたが、一攫千金を夢見て仮想通貨に投資してみたいと思っています。投資経験は会社の制度で確定拠出年金を触った程度です。さすがに家族がいる立場なので、いきなり全額を仮想通貨へ投資などはできませんが。そこで、大きく儲けることができれば、プロのトレーダーとして独立してみたいです。簡単ではないとは思いますが、どうでしょうか?

まねっぴの回答

質問内容を拝見しました。
会社員として朝から晩まで自分の時間を犠牲にして働いて出世しても、豊かになれないという声は多いです。実際に今の日本では、人口が減少しており、経済成長もしていない国なので、高度成長期のように頑張ったらみんなが豊かになれるという希望は薄いかもしれません。年金負担や社会保険料の負担により、会社員の可処分所得は大きく減少しているにもかかわらず、今の現役世代が高齢者になった時の年金支給額は保証されていない有り様です。将来に希望を持てないというのは無理もありません。

さて、仮想通貨で大きく儲けてみたいという野望ですが、挑戦をしてみるのは「有り」だと考えます。ひと昔前までは、仮想通貨は投機的な要素が強かったですが、最近では金融商品としての地位も確立しつつあります。実際にビットコインなどの仮想通貨では、億万長者も多数出ていますので、挑戦してみる価値はあると思います。仮想通貨を始めるにあたってのポイントを挙げてみます。

投資額はどうやって決めればいい?

質問者様の場合、ご結婚されており家族もいらっしゃいます。投資の失敗で家族にダメージが及ばないように、投資額を決めなければなりません。一般的に投資に回せるお金というのは、余裕資金になります。

余裕資金とは?
余裕資金=貯蓄額-(当面の生活費×6ヶ月分)

余裕資金=貯蓄額-(当面の生活費×6ヶ月分)となります。給料が入らなくなる事態があった場合でも、3ヶ月から6ヶ月は生活できるお金を現金で置いておかなければなりません。質問者様の場合であれば、貯蓄額300万円-(25万円×6ヶ月)=150万円となります。投資額としては、いくらまでなら損失を許容できるのかを、奥様とよく話し合ってから決めて下さい。お子様の教育資金なども考えないといけませんので、勝手に初めて貯金を溶かしてしまうと、円満な家族関係にヒビが入るかもしれません。くれぐれもご注意下さい。

口座開設はどこですればいい?

仮想通貨の取り引きを開始したい場合は、取引所の口座を開設しないといけません。日本国内の取引所を選ぶなら、Coincheck、GMOコイン、DMM Bitcoin、BITPoint、bitFlyer、SBI VCトレードなどが有名な取引所となります。各取引所によって取り扱っている通貨やサービスが異なりますので、自分がどの通貨に投資してみたいかが判断基準になってきます。マイナーなアルトコインに投資したい場合は、約600種類の通貨を取り扱っている世界最大手のBinanceという取引所もあります。

銘柄選びはどうすればいい?

仮想通貨を始める場合、迷うのが銘柄選びですね。時価総額が一番大きいのが、仮想通貨の代名詞ともいうビットコインですが、その他にもイーサリアムやリップル、ドージコインなど多数存在します。日本初の仮想通貨であるモナコインは、日本国内では意外と人気がある通貨となっております。世界最大手のBinanceでは日本で知られていないようなマイナーな通貨も売買できますが、存在自体が怪しいものや、時価総額が少なすぎて気が付けば上場廃止になっている場合もあるので要注意です。初心者の方は、比較的有名な通貨から始める方がよいのではないでしょうか。

取り引きの注意点は?

仮想通貨は株式や債券と比べるとボラティリティが非常に高いです。質問者様は投資信託で運用経験があるようですが、仮想通貨の値動きの速さ、荒さは投資信託の比ではありません。まずは少額から初めて、仮想通貨の値動きの特徴を把握すべきでしょう。予め損切りラインを設定しておき、万が一の急落には備えた方がよいです。いきなりレバレッジ取り引きをすると儲けが大きくなる反面、損失も膨らむ可能性があるので、初心者の場合は、現物取り引きから始めるほうが良いでしょう。一攫千金を狙うがあまり、いきなり借金を背負うというのは絶対に避けましょう。

ボラティリティ(Volatility)とは?
価格変動のブレ幅の度合いを示す指標です。
「ボラティリティが大きい」とは、その商品の価格変動が大きいことを意味し、
「ボラティリティが小さい」とは、その商品の価格変動が小さいことを意味します。

利益が出た場合の税金は?

仮想通貨は保有しているだけでは、課税対象にはなりませんが、売却額が購入額を上回った場合は、所得とみなされます。会社員の場合は、20万円以上利益が出た場合は、「雑所得」として、確定申告の対象となります。雑所得は他の所得と合算で課税される総合課税の対象となりますので、会社員の方は本業の給与所得と合算で課税されます。累進課税となりますので、所得額が高額になると税率も上がり、最大55%(所得税、住民税含む)の税率となります。株式の場合は譲渡所得として申告分離課税ですので、本業の所得とは合算されず、税率も20.315%(所得税、住民税含む)となっています。FXは雑所得ですが、申告分離課税ですので、本業の所得とは合算されず、税率も20.315%(所得税、住民税含む)です。このように、仮想通貨で得た収益は株式やFXとは異なる税金の体系であることを理解しておきましょう。

参考 国税庁 所得の区分

上記の通り、仮想通貨投資に挑戦をするのは有りと申し上げましたが、実際にプロのトレーダーとして独立をするのは、少し話が変わります。プロのトレーダーになるということは、生活資金を全て稼ぐということです。会社から支給されている給与と同額またはそれ以上をトレードで稼ぎ続けるというは至難の業です。プロのトレーダーになる為に一番必要なのは資金力とメンタルです。多少の損失では揺らがない資金量と負けが続いたとしても冷静さを失わずに次の勝機を伺うことができるメンタルですね。投資運用を手掛けるファンドマネージャーでさえ、相場環境によっては、完膚なきまでに負けることはあります。そのような相場の世界で生計を立てるというのは、極めて難しいと言えるでしょう。当面は会社員として本業を持ちながら、投資を続けてゆく方が現実的な選択となります。

仮想通貨の選び方

最後に

最近の若い方々の間で、将来の日本に対して希望的な意見が見られないようになってきています。どれだけ働いても豊になれないと嘆く若者がいる一方で、日経平均株価や仮想通貨の価格を上昇の一途を辿っており、富裕層の資産は増え続けているアンバランスな世の中です。仮想通貨という新しい金融システムにチャレンジしてみるのは良いと思いますが、やはり現在の家庭生活を守る為にも、資金管理だけは怠らないようにしなければなりません。質問者様の今後の投資ライフを陰ながら応援しております。

参考 我が家の貯金を仮想通貨に全額投資したい!大丈夫でしょうか?

(留意事項)
本ブログをご参考にして頂ければ嬉しいですが、くれぐれも最終的な判断は自己責任にてお願いします。

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