私はサラリーマンになりたくありません。フリーランスになりたいです。どう思いますか?

将来設計について教えて!

まねっぴに質問

私は21才 男子大学生 父母と弟がいます。関西在住で大学の法学部に通っています。父親は輸入食品を扱う会社のサラリーマンで、母親は契約社員で事務員として働いています。父親の会社では売り上げが下がっているようで、本当に苦しい時期のようです。そのような中で私と弟の学費の為に、一生懸命働いてくれている両親には本当に感謝しており、尊敬もしています。しかし、父親のようなサラリーマンにはなりたくなりと思っております。就職活動が始まっており、友人たちの間でもどうすれば大手企業に採用されるかと言った話題が飛び交っています。そんな友人たちを見て、これで良いのかなぁと思ってしまいます。大手企業に入ったからといって一生安泰の時代ではありません。まだ駆け出しですが、ブログ制作や動画制作・ブログのデザインもしているので、この道でフリーランスとして自分らしく生きてゆきたいと思っています。ただ、一生懸命頑張ってくれている両親は大学を出て大手に就職して欲しいと思っているようで、複雑な心境です。実際のところは、やはり就職してサラリーマンになった方がよいのでしょうか?教えて下さい。

まねっぴの回答

質問内容を拝見しました。
会社員(サラリーマン)という働き方に魅力を感じないので、フリーランスとしてやってゆきたいということですね。今の日本にフリーランスは462万人いるといわれており、今後も増加してゆくことが予想されます。Youtuberに代表される知名度の高いフリーランスがメディアに登場することもあり、自由に楽しいことを仕事にしたいという若い年齢層からは、フリーランスに対して憧れを抱いているという状況もあります。会社員になるのが良いか、フリーランスになるのが良いのかは一概には言えませんが、時代背景をふまえてそれぞれの特徴を見てみましょう。

高度成長期の日本では終身雇用制度と年功序列制度によって、大手の良い会社に入れば、エスカレーター式に給料が増え、一生安泰というのが一般的でした。皆が良い会社に入る為に、良い大学へ行く、その為に競争倍率の高い受験を勝ち抜くという受験戦争と言われた時代もありました。しかし、バブル崩壊後に終身雇用制度と年功序列制度は衰退し、リストラや早期退職の風が吹き荒れました。そのような環境の中で、近年働き方の価値観に変化が生まれ始めました。会社に滅私奉公するという生き方よりも、自分の時間を大切にし、スキル一本で仕事をするフリーランスという働き方です。ひと昔前までは、フリーターと一緒と思われたりもしていましたが、やっと最近ではフリーランスという言葉も根付いてきました。

フリーランスの定義としては、「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」となっております。個人事業主との区分は曖昧な部分がありますが、税法上ではほぼ同義となり、フリーランスになるための手続きとしては、個人事業主と同じく税務署に開業届出を提出することでなれます。

引用 内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果

フリーランスに向いている人とは?

自由な場所で働きたい、会社のルールに縛られたくないと思い、フリーランスになりたいという方は増えていますが、実際にフリーランスになって誰もが成功できるとは限りません。なぜなら向いているタイプと向いていないタイプの方がいるからです。優秀な会社員であったからといってフリーランスで成功するとは限らないのです。例えば一般的な製造業の会社であれば、事業戦略を立案する経営陣、仕事を受注してくる営業担当者、商品を作る製造担当者、入出金を管理する経理担当者、会社の備品や人材を管理する人事・総務担当者がいます。もっと大手になるとマーケティング担当やカスタマーサポート担当、法務担当などもいます。このような会社であれば、それぞれの業務が分業化されているので、特化した能力があれば優秀な社員とみなされます。営業担当者は販売成績が良ければ、経理の仕分け業務ができなくても問題は無いのです。しかし、フリーランスになれば、これら全てを一人で行わなければならないのです。言い換えるとこれらを一人でできる方でないと務まりません。どれだけ腕の良いクリエイターでも仕事を受注できなければ、収入に繋がりません。また、入出金の管理が雑であれば、いずれは資金難になってしまうでしょう。

フリーランスと聞けば、自由で働けるという観点からしばしば「楽である」というイメージがあるかもしません。しかし、これは真逆です。フリーランスで成功している人は、自分に厳しく、自身をストイックに管理できるタイプなのです。そして新しい情報に対して常にアンテナを張り、人脈作りにも余念がありません。何でも努力して平均点80点取れるタイプでないと継続して事業を成功に導くことはできないでしょう。

フリーランスのメリット・デメリット

まずフリーランスのメリットとしては、勤務場所・勤務時間や勤務ルールが決まっておらず自由裁量なことです。一般的な会社であればスーツ着用やビジネスカジュアルなど服装が決まっており、勤務時間も決まっています。これらを守れない人は会社に居ることができません。しかし、フリーランスには服装・勤務時間・勤務ルールもありません。パジャマ姿のまま仕事をしても誰にも何も言われません。仕事中に眠くなったらベッドに入るのも自由です。自分の思いのまま仕事をすることができる点はメリットでしょう。また、会社員であれば基本給や賞与の上限が決まっているケースが多いです。その為、自分のアイデアが当たって会社が大きな利益を得たとしても、相応の還元しかありません。その点、フリーランスの場合は、収入は青天井です。YouTuberのように自分のアイデアで一発当てることができれば、若くして大きな収入を得ることも可能なのです。

デメリットとしては、フリーランスには会社員のように基本給は保証されておらず賞与や退職金もありません。有給休暇もなく仕事が無くなった時の失業保険もありません。フリーランスなら体調を崩して仕事ができなかった場合には、収入は1円も入ってきません。体調に気を付けながら、稼ぎ続けなければ生活ができないのです。そして、フリーランスの一番のデメリットは会社員と比べて社会的な信用が無いということです。クレジットカードを作る時、住宅や自動車の購入時にローンを組む際に、金融機関や信販会社での審査においてフリーランスは相当厳しい評価となります。理由は簡単で収入が安定していないからです。今年は年収1千万円でも来年同額稼げるとは限らないでしょう。社会的信用を得る為には、継続して一定額を稼ぎ続けなければなりません。

フリーランスのメリットとデメリット

最後に

質問者様は大学卒業と同時にフリーランスになろうか、就職活動をして会社員になろうかと迷われているようですが、一度会社員として社会を見てみる方が良いと思います。大手企業を目指している友人に対してネガティブな感情もあるようですが、大手企業で働くことは決して悪いこととは思いません。大手企業に入ると、社外で接する場合も相応の大企業の方が多くなります。フリーランスでは出会えないような、上場企業の役員と出会う機会もあります。まずは社会人としてのマナーを学び、人脈を作るという意味でも会社員からスタートしてみてはいかがでしょうか?そこで人脈やスキルを高めて、資金を蓄えてから独立してフリーランスになっても遅くないでしょう。質問者様のご活躍を陰ながら応援しております。

参考記事 今年就職する19才です。老後のことを考えると不安で仕方がありません。

(留意事項)
本ブログをご参考にして頂ければ嬉しいですが、くれぐれも最終的な判断は自己責任にてお願いします。

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