株式投資にチャレンジしてみたいと思っています。株式運用の基礎について教えて下さい。

株式投資について教えて!

まねっぴに質問者

私は25歳、女性、会社員、独身ですが彼氏と同棲しています。同棲している彼氏と私は同じ会社で勤めており、お互い年収は300万円くらいです。将来的には結婚を考えていますので、結婚式の費用や2人での生活費、子供が産まれてからの資金や自分たちの老後の資金を少しずつ貯めていきたいと思っています。そのためにお互い1万円ずつ出し合って積み立てNISAを毎月2万円しております。積み立てNISAとは別に株式投資を始めたいと思っていますが、知識が乏しいためどのような基準でどういう風に運用していけばいいのかわかりません。銘柄選びや投資のタイミングなど初心者である私でも失敗しない株を使用した資産運用方法を教えて下さい。宜しくお願いします。

まねっぴの回答

質問を拝見しました。
株式投資を始めたいが何から始めれば良いのかという質問は本当に多く頂きます。また、具体的な銘柄の質問を受ける場合もあるのですが、それは立場上控えさせて頂いております。まずは株式投資を始めるにあたっては、証券口座の開設からですが、証券会社によって異なるには手数料です。街中でよく見かける店舗がある証券会社は売買手数料が高めに設定されています。その代わりに、窓口担当者に相談することができます。一方で手数料が安く設定されているのがネット証券です。1日に何度売買しても定額なところもあれば、10万円未満の売買には手数料がかからない証券会社もあります。ただ、相談する窓口担当者が居ないので、自分一人で考えないといけません。どこの証券会社にするかは、よく考えないといけません。次に質問内容にあります投資スタイルと銘柄選びについてお答えしたいと思います。

投資スタイル

投資スタイルとしては、1銘柄に対する投資期間で分けることができます。1日から1ヶ月スパンで取り引きする「短期投資」、1ヶ月から1年単位で取り引きする「中期投資」、1年以上で取り引きする「長期投資」の3種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを見てゆきましょう。

実際の株式チャートを用いて投資スタイルを見てみましょう。例としては、日経平均の225種に採用されている衣料品メーカーのファーストリテイリングをサンプルとして挙げてみました。

<参考資料>ファーストリテイリングの株価を基に作成

ご覧のように投資期間によって分けてみました。短期投資では、1回あたりの値幅は少ないので何度も売買を繰り返して利益を上げてゆく必要があります。中期投資は1回あたりの値幅は短期投資より大きくなります。長期投資では1回あたりの値幅は大きく、リターンも大きいことが分かります。もし、2003年にファーストリテイリング株を購入しておき、今まで保有していたとすれば20倍以上になっています。このチャートだけを見ると簡単そうに見えますが、実際は簡単ではありません。長期投資は放置するのではなく、決算情報は毎回見る必要があり、着実に成長しているのか?将来性はあるのか?と定期的に見直す必要があります。投資のスタイルはライフスタイルによっても変わってきます。自分にはどういうスタイルが合っているかを考えないといけないですね。ちなみに質問者様は初心者とのことですので、比較的難易度の低い「中期投資」からしてみてはいかがでしょうか。
次に銘柄選びの方法ですが、これも投資スタイルによって選ぶ銘柄が違います。

銘柄選びの方法

●短期投資に適した銘柄
仕手性の高い銘柄(出来高が多く、短期間に大口プレイヤーが大量に売買している値動きの激しい銘柄)

●中期投資に適した銘柄
・PERが低い銘柄、PBRが低い銘柄、配当利回りの高い銘柄
・業績が好調で配当が増額してゆく見込みの銘柄

●長期投資に適した銘柄
今は業績が良くなくても、優れた技術を保有している銘柄
今後、日本国内や世界中で大きく流行しそうなアプリやサービスを展開している銘柄

●その他の銘柄選び
今後の銘柄選びで重要になってくるのが「EGS」という考え方です。
「環境(Environment)」「社会(Social)」「ガバナンス(Governance)」の頭文字を取った言葉です。簡単に言いますと、短期的な利益を追求するのではなく、環境問題や社会問題に配慮し、健全な運営をする会社ということになります。世界的な投資家の間では一般的なものになっており、今後の企業はこのEGSに配慮しないと投資対象から外されてしまいます。これからはこういう観点でも見てゆかなければ、海外からの資金が入ってこず、株価も低迷してしまいます。これからの上場企業はEGSという観点で企業運営が求められています。

参考 経済産業省 EGS投資とは

●株主優待
企業が株主に保有株数に応じて自社の商品やサービスをプレゼントする制度です。株主還元と自社PRを兼ねた制度となっており、対個人向けのビジネス展開をしている企業に多いです。様々な株主優待制度がありますので、自分が欲しい商品を参考に株を選んでみるのもひとつかもしれませんね。

 株式の指標

●PER(株価収益率)(Price Earnings Ratio)
 利益の観点から割安性を判断する指標です。PERが高いと利益に比べて株価が割高、低ければ割安という判断になります。

PER(倍)=株価÷1株当たり当期純利益(EPS)
(例)現在の株価500円、1株当たり当期純利益(EPS)が50円とするとPERは10倍となります。
  
●PBR(純資産倍率)(Price Book-value Ratio)
資産の観点から割安性を判断する指標です。PBRが高いと利益に比べて株価が割高、低ければ割安という判断になります。

PBR(倍)=株価÷1株あたり純資産
(例)現在の株価1,000円、1株当たり純資産400円とするとPBRは2.5倍となります。
  
●配当利回り
1株当たりの年間配当金が、株価(投資金額)の何%に相当するかを示す指標
配当利回り(%)=1株あたりの配当総額(年間)÷株価
(例)1株2,000円、年間配当50円の場合の配当利回りは2.5%となります。 

最後に ~失敗しない投資法~

結論から申し上げますと失敗しない投資法はありません。株式投資で無敗の人はおりません。今、成功している投資家もかつては大きく損失を負ったことがあるはずです。では何が成功のカギを握っているか?それはダメージコントロールです。

株価が上昇局面にある時は、ついつい調子に乗り過ぎて下落リスクを考えずに買ってしまい、急に下落が始まり、気が付けば含み損になっている。さらに下落するも損切りができずに含み損拡大。結果的には大損なんてことをしていたら、手元資金が枯渇してしまって、もう投資ができなくなってしまいます。予期せぬ下落が始まった時に、損失を最小限に損切りができる人は、次の上昇相場で投資できるチャンスがあります。投資の世界の成功とはある意味で、最後まで残っている人です。株式投資の世界では9勝しても1敗で全資産を失うことがあります。反面、小さく9敗していても大きな1勝で資産を築くこともできます。是非、損失を最小限に利益を最大限にするために、色々と試してみて下さい。質問者様の投資ライフを陰ながら応援しております。

参考 投資信託がいいですか?それとも自分で個別株に投資する方がいいですか?

(留意事項)
本ブログでは個別の銘柄を推奨するものではございません。ご参考にして頂ければ嬉しいですが、くれぐれも投資は自己責任にてお願いします。

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