26才男性です。彼女が専業主婦になりたいそうです。やってゆけるでしょうか?

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まねっぴに質問

私は26歳男性、会社員、独身です。
現在、1才年下の彼女と付き合っており、近い将来結婚を考えています。結婚には結婚式や新婚旅行など色々なお金が掛かると見たり聞いたりしていますので、二人で結婚資金の貯金を始めなければいけないと思っています。彼女の方が結婚に憧れがあり、一生に一度の事なので妥協はしたくないと思っています。結婚式に向けて皆さんはいくら位貯めてらっしゃるのでしょうか?

私 :26才 会社員 年収360万(月額25万、ボーナス30万×2)貯金200万円
彼女:25才 会社員 年収300万 貯金は同じく200万くらいと聞いています。

また、私も彼女も会社員(正社員)で働いております。私は結婚後も共働きがいいと思っていたのですが、彼女の方は専業主婦がいいと言っています。結婚後は家事に専念し、出産後は家事・育児に専念したいようです。彼女の希望は尊重してあげたいと思うのですが、私の年収では専業主婦になるのは厳しいでしょうか?

まねっぴの回答

質問内容を拝見しました。
結婚を考えられており、それに向けてお金を貯めていきたいということですね。好きな人と一緒にゴールに向けてお金を貯めてゆく。人生でも一番楽しい時であり、充実していると思います。結婚はよく「ゴールイン」という表現をされますが、実際のところはゴールインではありません。お二人の共同生活の「スタート」です。結婚生活が始まりますと、現実的なお金にまつわる話がドンドン湧いてきます。一生に一度だから妥協したくないという気持ちは理解できますが、無理してしまうと、後で後悔することにもなってしまいます。結婚生活を好スタートする為にも、冷静にプランニングしてゆきましょう。

さて、まずは結婚費用の総額がいくら位になるのか見てみましょう。なんと、結婚費用(婚約から新婚旅行まで全て含めての金額)の平均は469万2000円となっております。この金額を見てビックリされる方は多いと思います。ちなみにゲスト数の平均は66.3人でご祝儀の平均227万8000円となります。
結婚式は地方により文化が異なるので派手な地域もあれば、そうでない地域もあります。宗教によっての差もありますので、この469万円という金額はあくまで参考として下さい。

結婚費用の総額 平均469万2000円
内訳としては下記の通りです。
婚約にかかるお金 平均6万5000円~22万7000円
結婚式にかかるお金 平均362万3000円
ハネムーンにかかるお金 平均65万1000円+お土産代
新生活にかかるお金 インテリア・家具が平均28万4000円、家電が平均33万4000円。

出典 ゼクシィ 結婚にかかる費用は?

それでは早速、この結婚費用をお二人で貯めるシミュレーションをしてみましょう。結婚式は自分達の予算に合わせてオーダーできるので、いくら持っていないとできないという事はありませんが、ここでは、平均費用の469万円を貯める仮定での試算となります。

結婚費用総額 469万円
お二人の貯金から半分ずつ(100万円ずつ)取り崩すものとします。
469万円-200万円=269万円を貯めなければなりません。
仮に3年間で貯める場合は、1年間で90万円となります。
1人当たりに換算すると45万円/人となり、1ヶ月あたり37,500円となります。

試算の結果、1人1ヶ月あたり37,500円で3年間貯めれば、469万円に到達します。37,500円という金額は毎月の支出としては大きく、色々と節約も必要になるでしょう。決して楽に貯まる金額ではないですが、お二人の将来に向けて楽しみながら貯めてゆきましょう。貯め方としては日常に使用されている口座とは分けて、お二人の積立専用口座を開設して貯めることをお勧めします。但し、短期間で目的を持って貯蓄する場合は、投資信託のようなリスクのある金融商品は避けて、銀行預金とする方が望ましいでしょう。日経平均が短期的に下がったから、結婚式が延期というのは避けたいですからね。この計画通りに進めば、予定通り3年後には念願の結婚式を挙げることができます。先ほども申し上げた通り、ここからがお二人の生活がスタートとなります。

専業主婦と共働きの差とは?

彼女さんは専業主婦を希望されているようですので、少し解説をさせて頂きます。結婚後に専業主婦になるというのは前時代的だと思われる方もいるかもしれませんが、最近でも意外と多いようです。専業主婦は、共働き(ここでは第2号被保険者を指します)の女性よりも家事や育児に使える時間が十分ありますので、専業主婦ならではのゆとりを持った家庭環境が実現できます。そして会社員の奥さん(第3号被保険者)になれば、収入が103万円以下なら配偶者控除が適用され、130万円以下なら社会保険料の支払いもありません。メリットが多いように感じますが、当然デメリットもあります。まず、当たり前かもしれませんが、世帯収入が異なりますので、住宅購入などの高額出費の場面で差がでます。ローンの期間が長くなったり、繰り上げ返済ができる・できないの差にも繋がってきます。また、共働きの場合は、出産後の育児休業時期に「出産手当金」「育児休業給付金」が国の制度によって支給されます。「育児休業給付金」は基本的には子供が1才になるまでですが、保育園の空き状況によっては最長2才まで支給を受けることができます。一番差が付くのは老後です。65才以降に支給される年金の比較となります。専業主婦として第3号被保険者の場合は、老齢基礎年金として満額で年間約78万円となります。一方、共働きで第2号被保険者の場合、生涯の平均年収が300万円であったなら、年金支給額は年間約130万円になります。これが生涯続くとなると非常に大きな差になります。今後、少子高齢化が加速することにより年金支給年齢の引き上げや年金支給金額の減額がされる可能性が高く、老後を年金任せにするのは、非常にリスクが高いです。特に専業主婦の場合は、iDeCo等を活用した将来への積み立てが求められますので、節約する場面が増えるのは間違いないでしょう。

第3号被保険者・第2号被保険者 年金比較

実際に専業主婦でやってゆけるでしょうか?

質問様は、専業主婦でやってゆけるかどうかご不安なようですので、実際にやってゆけるかをシミュレーションしてみましょう。今回は、質問者様が26才、彼女さんが25才で結婚されたという仮定になります。結婚の翌年に第1子、その2年後に第2子を授かったとします。当初から200万円の貯蓄があり、31才の時には頭金300万円を入れて住宅を購入した場合の前半のシミュレーションです。
※給与は手取りで毎年1%ずつ昇給するものとします。

ライフイベント表(前半)

前半では、教育費の出費も少なく、その他収入(児童手当)もある為、貯蓄もできています。前半の山場となるのが、住宅の購入です。頭金300万円を入れて約2,000万円の住宅を購入するのですが、住居費用(ローン)だけでなく、固定資産税の支払いも増えますので、貯蓄額は減少します。とはいえ、節約しながらも何とか生活は成り立つ計算になります。

ライフイベント表(後半)

さて、後半ですが、第1子が高校を卒業し大学へ行く場合に大きく家計が変化します。今回は文系の私立大学へ行く場合、貯蓄額は大きく減少し、一時的に家計は赤字になってしまいます。この場合は奨学金を利用するか教育ローンを利用しなければ成り立ちません。
今回、非常に粗い計算であったかもしれませんが、シミュレーションをしてみました。給与が毎年1%アップする前提で、専業主婦でも乗り切れる可能性はあります。しかし、自家用車は計算に含めておらず、その他の支出も相当削った計算にしていますがギリギリというところです。表を見て頂ければお分かりになりますが、貯蓄は空っぽになり老後資金もありません。実際の家計においては、奥さんが正社員にならない場合でも、パートに出て家計を支えないと、相当厳しい家計になることは間違いありません。

最後に

今回は結婚資金について、そして結婚後の生き方について専業主婦と共働き女性を比較しました。お金だけの面では子育て期から年金受給世代になるまで共働き女性の方が有利になるのは間違いないです。しかし、子供を保育園に預けずに自分で育てたいとい考え方もありますので、子育てや家族との過ごし方という観点では、価値観もありますので、優劣を付けることはできません。私は日々、お金の相談を受ける中で、金銭面での損得を考えることが多いですが、人生である以上、金銭面の損得だけで割り切れないものもあります。専業主婦のメリット・デメリットを理解されたうえで、やっぱり専業主婦がよいということであれば、その判断は尊重すべきものだと思います。
末筆ながら、幸せな結婚生活をお祈り申し上げます。

参考 35才独身の女性です。貯金が少なくとにかく老後が不安です。どうすればいいでしょうか?

(留意事項)
本ブログをご参考にして頂ければ嬉しいですが、くれぐれも最終的な判断は自己責任にてお願いします。

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