投資はしたい!でも損はしたくない!元本保証やローリスクな投資方法を教えてもらえないでしょうか?

資産運用について教えて!

まねっぴへ質問

【質問①】
私は40代、女性、会社員です。家族は夫と子供1人です。
20代のころに株式投資で大きな損失を出して以来、投資には手が出せずにいます。とはいえ、子供の教育資金や自身の老後資金として少しでも貯蓄額を増やしたいと思っています。元本保証のある投資方法にはどのようなものがあるのか、リターン率と合わせて教えてください。

【質問②】
26歳、男性、インフラ会社正社員、一人暮らし
現在の状況 月収20万程度、貯金100万円程度現状、貯金はしていますが何も使い道がないため資産運用をしたいと考えています。10万円程度で開始可能でローリスクローリターンな投資などの運用は可能でしょうか。また、開始するにあたって最低限の金額などはありますでしょうか。

【質問③】
60代 男性 フリーランス 既婚
年金生活が始まったのですが、預金が減る一方です。貰う額が思ったより少なく節約ばっかりです。リスクが無く元本保証でお金を確実に増やせる方法を教えていただきたいと思います。損するのは絶対に嫌です。

まねっぴの回答

今回は3名の方からリスクの無い元本保証型の投資について質問がありました。
最近では、ビットコインが最高値を更新しており、日経平均株価も順調で1989年の日経平均バブルに迫る勢いがあります。そのような環境下でメディアには儲かった話が溢れていますが、実際には儲けている人もいれば、損をしている人がいるのも事実です。投資の世界では、「ハイリスク=ハイリターン」「ローリスク=ローリターン」ということになります。当然、大きなリターンを得ようと思えば、相応のリスクが伴います。投資によって大きく儲けなくてもいいから、損をしたくないというご意見は理解ができます。そこで今回は元本保証型の投資、ローリスクの投資について触れてみます。
元本保証型の投資の代表格が「個人向け国債」、ローリスク投資は「公社債投信」「定期預金」「社債」となります。

個人向け国債

個人向け国債は、日本国が発行する債券です。債券とは簡単に言うと「借金」です。国が日本国民に借金をするとう構図になります。国に貸したお金は、期日が到来すると必ず返済してしてくれるので、元本割れリスクがありません。(唯一の元本割れリスクとしては、国の破綻ですが現状ではあまり考えにくいので、実質ノーリスクとしています。)

種類は3種類あり、いずれも1万円以上1万円単位で購入が可能です。半年ごとに金利が変わる「変動10年」と固定金利の「固定5年」「固定3年」の3種類があります。この3種類のいずれも最低金利が0.05%と保証されているので安心ですね。実際に投資に対するリターンはいくらになるのか見てみましょう。

【例】  
「固定5年」で金額:100万円を運用した場合の受け取り利子合計は?
ずばり!「2,500円」となります。     

※運用利率は0.05%としています。  
※国債の利子は、受取時に20.315%分の税金が差し引かれます。 

100万円を運用して5年で2,500円という金額をノーリスクだから十分と捉えるか、物足りないと捉えるかは人それぞれですが、何よりも安定志向の方には魅力的な金融商品ではないでしょうか。個人向けする為には、証券口座を開設するか、銀行や信用金庫などの金融機関にて購入することができます。

参考 財務省 個人向け国債窓口トップページ

公社債投信

投資信託の1つですが、株式を組み入れることなく、国債や地方債を中心に運用しています。MMF(マネー・マネージメント・ファンド)、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)は公社債投資信託に分類されます。安全性は極めて高いと言われておりますが、元本保証型ではなく、債券発行元の財政不安や金利の急変動があった場合には、元本割れを起こす可能性もあります。

一般的な公社債投信の利率は0.01%~0.1%となっております。

【例】
元金100万円を利率0.03%の公社債投信で1年間運用した場合の受け取り利子は?
ずばり!「300円」です。

※公社債投信はNISA(少額投資非課税制度)の対象外となりますので、20.315%分の税金が差し引かれます。

公社債投信に加入する為には、証券口座を開設するか、銀行や信用金庫などの金融機関にて加入することができます。

定期預金

定期預金とは金融機関で加入できる預金の1種です。定期預金の利率としては、0.001%~0.3%となっており、預入期間や金融機関ごとに大きな差があります。一定期間、資金を拘束されますが、その分普通預金よりも高額の利息を得ることができるのが大きなメリットとなります

【例】
100万円を利率0.01%のスーパー定期(1年間)にて運用した場合の受け取り利息は?
ずばり!「100円」です。

※利子からは20.315%分の税金が差し引かれます。

万が一、預金していた金融機関が破綻した場合でも、預金保険制度によって「1,000万円とその利息」までが国によって保証されます。言い換えれば1,000万円とその利息以上は保証されません。銀行に預けておけば絶対に大丈夫という神話がありますが,実際には100%安全な元本保証ではありません。1,000万円以上の預金を検討される場合は、預金先は経営状態が健全かをしっかりと見極めた上で、分散して預け入れるようにしましょう。

社債

社債は企業が資金調達の為に、発行する債券のことです。社債にも返済期日が設定されており、期間中に利息を受け取ることができ、満期とともに元本が変換されます。企業は、資金調達の方法として銀行からの借入をするケースが多いですが、投資家から市場調達として社債を活用するケースもあります。利率は公社債よりも高く設定されているケースが多いですが、リスクとしては、発行体企業の倒産があります。倒産してしまうと元本が一部又は全額返還されない場合もあります。社債にはいくつか種類があります。一般的なものとして「普通社債」「ワラント債」「転換社債」があります

普通社債
一般的な社債のことです。

ワラント債
新株予約券付き社債といい、その企業の新規株式を購入する権利が付いています。

転換社債
転換社債型新株予約権付社債といい、購入後に一定の条件のもと、株式に交換することができます。

社債と株式の違いとして大きなポイントは、企業としての返済義務です。株式は資本になりますので、返済義務はありません。一方で、社債は借金ですので経営が傾いていても優先的に返さなければなりません。そういう意味では万が一の場合でも株式よりはリスクは低いといえます。

【例】
100万円をA社の普通社債(利率1%)で運用した場合の受け取り利子
ずばり!「10,000円」です。

※利子からは20.315%分の税金が差し引かれます。

社債購入時の注意点としては、どこの通貨で購入するのか?(円建て=日本円、ドル建て=米ドル)によって、外貨建ての場合は為替による損益が発生します。また、円建ての場合でも株価連動条件がある場合は、元本を大きく割ることがあるので、目論見書をよく読んで判断してください。社債は証券口座を開設して購入することができます。

タンス預金

意外と多いのがこの「タンス預金」です。いわゆる家の中に現金を保管しておく方法です。正確な統計はありませんが、40兆円以上あると推計されます。タンス預金のメリットは金融機関の破綻リスクや元本割れリスクが無いところです。一方でデメリットとしては、金利が付かないので、ずっとそのまま。物価上昇にもついてゆけないので、相対的に価値が減価する可能性があります。(例えば100円あれば1ヶ月暮らせた時代もありますが、そのままタンス預金で現代まで至ったとすれば、100円でジュース1本すら買えません。)また、タンス預金は盗難や紛失のリスクが高いので、銀行に預けて金融機関が破綻するリスクと比較すると悩ましいところですね。資産の全てが金融商品や定期預金であった場合、何か急用で現金が必要な時に換金できないので、一定程度のタンス預金は必要かもしれません。

最後に

今回はローリスクローリターンな投資方法をご紹介しました。ご覧頂いた通り、お金を投資する以上は何でもリスクが付きまといます。国家破綻するリスク・地方自治体が破綻するリスク・企業が倒産するリスク。そのリスクがどの程度起こり得るものなのか。リターンと比較してどうなのか。万が一の時に自分自身が許容できるのはどのレベルまでなのかをしっかりと見極めなければなりません。周りの情報に流されることなく、自分にあった投資法を探してみましょう。

参考 投資信託がいいですか?それとも自分で個別株に投資する方がいいですか?

(留意事項)
本ブログをご参考にして頂ければ嬉しいですが、くれぐれも投資は自己責任にてお願いします。

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