会社員ですが副業で年間15万円稼ぎました。この場合に確定申告をすべきでしょうか?

税金について教えて!

まねっぴへ質問

私は26歳 男性 独身 会社員をしております。本業の年収は300万円(月給20万、ボーナス年間60万)なのですが、本業だけでは貯金が十分にできないので、2年前からクラウドワークスでイラストやデザイン関係の副業を始めました。1年目は年間数万円だったので、全く気にしていなかったのですが、2年目(昨年)は固定のお客様と取り引きをする機会も増えて、年間15万円ほど稼ぎました。このくらい稼いだ場合に、確定申告をすべきなのか分からなかったのですが、「脱税」と言われるのが怖くてとりあえず確定申告しました。今年はコロナ禍の影響で、本業の給料が削減されるかもしれないので、さらに力を入れてやっており、年間で15万円以上は稼げるペースでやっておりますが、確定申告が必要な場合、不要な場合というのはどのような条件があるのでしょうか?

まねっぴの回答

質問を拝見しました。
従来は副業を禁止していた企業が多かったのですが、最近のトレンドとして副業を認める会社が増えてきました。また、コロナ禍での収入減や非正規雇用の増加もあり、副業をされる方が大変増えております。雇用者の中で副業を希望されている方は約400万人、実際に副業をされている方は約120万人もおります。(出典)総務省「就業構造基本調査」

副業の増加に比例して税金に関するお悩み相談も増えております。確定申告すべきか迷い、最終的には確定申告したという質問者様のご判断、素晴らしいと思いました。まず副業をした場合の確定申告が、必要か不要かの線引きは「20万円」という数字がキーワードになります。また、どのような副業をするかという種類によってもこの20万円の扱い方が異なってきます。給与所得・事業所得・雑所得の3種類の所得にっついて見てみましょう。

給与所得

アルバイト・パートとして雇用主と雇用契約により給与をもらう場合
(例)本業は会社員であるが、副業で物流倉庫の運営会社で働き、支給された給与総額が年間20万円を超えた場合
副業の年間給与が、20万円を超える場合は確定申告が必要となります。

ここで注意すべき点として、副業の給与が年間20万円以下でも、本業の給与が年間2,000万円以上ある場合や、ふるさと納税の控除を申請する場合、医療控除の申告をする場合は、副業も合算して確定申告する必要が出てきます。

事業所得

ウーバーイーツやクラウドソーシングで個人事業主として継続した仕事をされている場合や、店舗自営・農業・漁業などが当てはまります。
(例)クラウドソーシングで売上額30万円であったが、経費として参考書購入や打ち合わせ交通費で20万円かかった場合は、事業所得は10万円となり申告不要となります。
この場合はこの場合は収入(売上)から必要経費を引いた額が、20万円を超えた場合は、申告する必要があります。
ネットオークションでの販売も、売り上げ規模が大きくなってきた場合には雑所得ではなく、事業所得とみなされる場合があります。

雑所得

クラウドソーシングで単発のお仕事をされた場合や、ネットオークションやフリマでの収入、ブログ運営によるアフィリエイト収入、講演会に呼ばれてギャラを貰った場合が当てはまります。
(例1)アフィリエイト収入25万円、経費としてサーバー管理費・広告費が20万円であった場合は、雑所得額は5万円となり申告不要となります。
(例2)15万円で仕入れた雑貨を30万円で販売した場合は、雑所得が15万円となりますので、申告不要となります。
これらの場合も収入(売上)から必要経費を引いた額が、20万円を超えた場合は、申告する必要があります。

余談となりますが、仮想通貨(暗号資産)の売買益がある方は要注意して下さい。株式投資で利益が出た場合は、譲渡所得に該当するのですが、仮想通貨で利益が出た場合は雑所得になります。
アフィリエイト収入が10万円であったので、確定申告不要だと思っていたら、仮想通貨で15万の売買益があり、合算すれば確定申告の対象になってしまった。というような可能性もありますので要注意です。最近、ビットコインをはじめとした仮想通貨が過去最高値を記録しており、大きな利益をあげている方も多いと思われます。全部使ってしまった後で、大慌てなんてことがないよう気を付けましょう。

参考 国税庁 給与所得者で確定申告が必要な人

確定申告が必要であったにもかかわらず申告しなかった場合は「無申告加算税」、さらに隠蔽などの悪質な場合には最大40%の「重加算税」が徴収されますので、気を付けましょう。
※上記は所得税の確定申告であり、住民税の申告は別途必要となります。
※今回は、譲渡所得・不動産所得などは割愛しました。

最後に

今回の質問者様のケースでは、クラウドソーシングで15万円稼いだということでしたので、確定申告は不要となります。最近では働き方や副業の種類も多様化してきており、副業といえども本気でやれば年間20万円は超えてしまうケースが多いです。月2万円稼いだとしても年間24万円です。副業を始められる方は、会社の就業規則上、問題無いか?確定申告がどうなるのか?など調べてから始めましょう。副業NGの会社でバレてしまった場合や、確定申告を怠ってしまった場合に、後々トラブルになってしまうと、副業で稼いだ金額以上の労力がかかるケースもあります。
所得の種類が複雑な場合は、税務の専門家に相談するなど、きちんと解決した上で始めることをお勧めします。末筆ながら質問者様の今後の活躍を陰ながら応援しております。

参考 42才 独身女性ですが、低収入で人生設計できません。どうすればいいですか?

(留意事項)
本ブログをご参考にして頂ければ嬉しいですが、くれぐれも確定申告・納税は自己責任又は税理士に相談の下でお願いします。

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