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【2026年8月版】電気代を安くする電力会社10選|月400kWhのファミリー世帯を徹底比較

8月も真っ盛りを迎え、厳しい暑さが続いています。エアコンを使う時間が長くなるこの時期は、電気代が気になるご家庭も多いのではないでしょうか。

特にファミリー世帯では、エアコンに加えて冷蔵庫や調理家電などの使用も重なり、夏場は電力使用量が増えやすくなります。さらに2026年8月はJEPX(日本卸電力取引所)のスポット価格も上昇傾向にあり、契約している料金プランによっては電気代への影響にも注意が必要です。

8月に入ってからは、猛暑による電力需要の増加などを背景に、全国のエリアでスポット価格が上昇する時間帯が見られています。一方、JEPXが公表する2026年8月14日の24時間平均は12.45円/kWhとなっており、毎日一方向に価格が上昇しているわけではありません。夏場は需要や発電状況によって価格が大きく動きやすい点に注意が必要です。

そこで2026年8月版では、前月のランキング条件を基本的に引き継ぎながら、選定条件を一段厳しくしました。

今回のランキングでは、JEPXのスポット市場価格に電気料金が直接連動する「市場連動型プラン」に加え、「市場価格調整額」「電源調達等調整額」などの名称でJEPXや電力市場の価格を料金に反映するプランについても原則として対象外としています。

市場連動型そのものが悪いわけではありません。

JEPX価格が低い春や秋、再生可能エネルギーの発電量が多い時間帯などでは、固定単価型より大幅に安く利用できる可能性があります。しかし、市場価格が上昇すると、その上昇分が比較的早く電気料金へ反映されるため、エアコンの使用量が増えるファミリー世帯では「使用量の増加」と「単価の上昇」が重なる可能性があります。

そのため今回は、東京電力エリア、40A、月間400kWh程度を使用するファミリー世帯を想定し、JEPXの市場価格に直接連動しない料金プランを中心に10社を選びました。

※掲載内容・料金単価は2026年8月14日時点の各社公式情報をもとにしています。実際の請求額には燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、政府の電気料金支援、各種割引などが加減されます。

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2026年8月は「安い電力会社」だけでなく料金の仕組みを見る

これまで電力会社を比較するときは、「基本料金はいくらか」「1kWhあたりの料金はいくらか」という点を見るだけでも、ある程度比較することができました。

しかし、現在はそれだけでは十分とはいえません。

資源エネルギー庁も、市場連動型メニューについて、JEPXのスポット市場価格などの変動を料金へ反映する仕組みを持つ料金メニューとして説明しています。市場価格が高騰した場合、電気料金も大きく上昇する可能性があります。

市場連動型は「高いプラン」という意味ではない

ここは誤解しないようにしておきたいポイントです。

市場連動型は、電力市場価格が安ければ、その恩恵を受けやすい料金体系です。

たとえばLooopでんきの「スマートタイムONE」は、JEPXの価格をもとに電力量料金単価が30分ごとに変動する市場連動型プランです。同社も、市場が落ち着いている時期には固定単価型より安くなる可能性があると説明しています。

つまり、市場連動型は「危険だから使ってはいけない」のではなく、市場価格を確認しながら電気を使う時間を調整できる人に向いた料金体系です。

ただし、今回想定しているのは月400kWh程度を使用するファミリー世帯です。

夏場はエアコン、冷蔵庫、調理家電などの使用量が増えやすく、電気を使う時間を市場価格に合わせて大きく変更することも簡単ではありません。

そのため、2026年8月については「最安値を狙う」ことより、「市場価格が急上昇した場合でも影響を直接受けにくいこと」を重視しています。

【2026年8月版】電気代を安くする電力会社ランキングTOP10

ここからは、東京電力エリアで40A・月400kWh程度を使用する家庭を想定し、電気代の安さ、300kWh超の料金単価、料金体系の分かりやすさ、市場価格への連動性、セット割などを総合的に評価してランキングを紹介します。

なお、順位は燃料費調整額や期間限定キャンペーンを含めた「その月だけの最安値ランキング」ではありません。

ファミリー世帯が継続して利用しやすいかという視点を重視しています。

第10位 SHIZGASでんき「おうちプラン1」

10位は静岡ガスのSHIZGASでんき「おうちプラン1」です。

東京電力エリアに該当する50Hz地域では、40Aの基本料金が1,247.00円。電力量料金は120kWhまで29.80円/kWh、121~300kWhが36.40円/kWh、301kWh以上が40.49円/kWhとなっています。

単純な電力量料金だけを見ると上位勢ほどのインパクトはありませんが、静岡ガスグループのサービスと組み合わせることで基本料金から割引を受けられる「セットでずーっと割」などがあります。

静岡ガスグループのサービスをすでに利用している家庭との相性が良いプランです。

▶SHIZGASでんき「おうちプラン1」の公式ページはこちら

第9位 Jでんき「家庭用コース a従量B」

9位はJでんきです。

現在の「Jでんき 家庭用コース a従量B」は東京電力の従量電灯Bに相当するプランで、使用量が増えるほど電力量料金から割引される仕組みです。

120kWhまでは0.5%、120kWh超~300kWhは1%、300kWhを超える部分については3%の割引が適用されます。月400kWh程度を使用する家庭では、300kWhを超える部分にも割引が効く点がメリットです。

なお、以前の「J電力」では電源調達等調整額が設定されていましたが、2025年9月末で現在のJでんきへサービス移行しています。契約時には必ず現在提供されているプラン内容を確認しましょう。

▶Jでんき「家庭用コース a従量B」の公式ページはこちら

第8位 東京ガス「基本プラン」

8位は東京ガスの「基本プラン」です。

東京電力エリアでは、40Aの基本料金が1,246.96円。電力量料金は120kWhまで29.70円/kWh、121~300kWhが35.69円/kWh、301kWh超が39.50円/kWhです。

400kWh程度まで使用すると上位のプランより差が出てきますが、東京ガスの強みは電気だけでなくガスを含めて光熱費をまとめやすいことです。

料金体系も一般的な段階制で理解しやすいため、市場価格を日々確認するような使い方をせず、電気とガスをまとめて管理したい家庭には有力な候補です。

▶東京ガス「基本プラン」の公式ページはこちら

第7位 ニチガス「でガ割でんき1」

7位はニチガスの「でガ割でんき1」です。

40Aの場合の基本料金は1,247円。最初の200kWhまでが6,720円の定額料金となり、200~300kWhは35.10円/kWh、300kWhを超える部分は38.70円/kWhとなっています。

さらにニチガスのガスとセットにすると、電気料金から月300円のセット割が適用されます。公式サイトでは、40A・400kWhのモデルケースも掲載されています。

電気単独よりも、ニチガスのガスを利用している家庭、または電気とガスを同時に見直したい家庭でメリットが大きくなります。

▶ニチガス「でガ割でんき」の公式ページはこちら

第6位 オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」

6位はオクトパスエナジーの「グリーンオクトパス」です。

オクトパスエナジーには複数の料金メニューがありますが、今回対象とするのは「グリーンオクトパス2026-04」です。

料金は基本料金、3段階の電力量料金、燃料費調整額などで構成されます。燃料費調整についても、原油・LNG・石炭の貿易統計価格をもとに算定する一般的な燃料費調整の考え方が採用されています。

公式サイトでは東京電力の従量電灯Bとの料金比較も掲載されており、再生可能エネルギーを意識しながら電気代も抑えたい家庭の選択肢になります。

契約時にはキャンペーンだけで判断せず、「グリーンオクトパス」の最新料金表で現在の単価を確認することをおすすめします。

▶オクトパスエナジーの公式ページはこちら

第5位 idemitsuでんき「Sプラン」

5位はidemitsuでんきの「Sプラン」です。

今回のランキング条件との相性が非常に良い電力会社です。

東京電力エリアでは、基本料金が10Aあたり311.75円。電力量料金は120kWhまで29.80円/kWh、121~300kWhが34.76円/kWh、300kWh超が37.10円/kWhとなっています。

40A・400kWhで基本料金と電力量料金だけを計算すると約14,790円です。

さらに注目したいのが、idemitsuでんきが公式サイトで「市場価格調整単価を導入していない」と明記していることです。需給ひっ迫などによる市場価格の急激な変動が料金へ直接反映されにくい料金設計は、2026年8月のような局面では大きな安心材料です。

自動車を利用する家庭では、ガソリン・軽油やEV向けの特典も確認しておきたいところです。

▶idemitsuでんきの公式ページはこちら

第4位 ENEOSでんき「東京Vプラン」

4位はENEOSでんきの「東京Vプラン」です。

40Aの基本料金は1,247円。電力量料金は120kWhまで29.80円/kWh、121~300kWhが34.85円/kWh、301kWh以上が36.90円/kWhです。

40A・400kWhでは、基本料金と電力量料金の合計は約14,786円となります。

特に300kWhを超えた部分の単価が36.90円/kWhに抑えられているため、エアコンの使用が増える夏や、家族人数が多い家庭ほど比較しやすい料金体系です。

またENEOSでんきの燃料費調整額は、原油・LNG・石炭などの平均燃料価格をもとに算定する仕組みです。JEPXのスポット価格そのものに30分単位で料金が連動するプランとは性質が異なります。

▶ENEOSでんき「東京Vプラン」の公式ページはこちら

第3位 CDエナジーダイレクト「ベーシックでんき」

3位はCDエナジーダイレクトの「ベーシックでんき」です。

東京電力エリアで40Aの場合、基本料金は1,107.60円と比較的低く設定されています。

電力量料金は120kWhまで29.90円/kWh、121~300kWhが35.59円/kWh、301kWh以上が36.50円/kWhです。

40A・400kWhでは基本料金と電力量料金の合計が約14,752円となり、400kWh前後のファミリー世帯でも競争力があります。

さらにCDエナジーには、電気使用量の多い4人以上の家庭を想定した「ファミリーでんき」も用意されています。家庭によってはベーシックでんきより有利になる可能性があるため、400kWhを大きく超える家庭は両方をシミュレーションしたいところです。

▶CDエナジーダイレクト「ベーシックでんき」の公式ページはこちら

第2位 ミツウロコでんき「従量電灯B」

2位はミツウロコでんきの「従量電灯B」です。

東京電力エリアでは、40Aの基本料金が1,247円。電力量料金は120kWhまで31.91円/kWh、121~300kWhが33.13円/kWh、300kWh超が35.79円/kWhとなっています。

特徴は、使用量が増えたときの料金です。

最初の120kWhはやや高めですが、第2段階、第3段階になるほど競争力が高くなります。

40A・400kWhで基本料金と電力量料金だけを計算すると約14,619円となり、今回比較した料金プランの中でもかなり低い水準です。

月200kWh程度の世帯より、300~500kWh程度を継続して使用するファミリー世帯との相性が良い料金体系といえるでしょう。

燃料費調整についても平均燃料価格をもとに算定する仕組みが採用されています。

▶ミツウロコでんき「従量電灯B」の公式ページはこちら

第1位 TERASELでんき「超TERASEL東京B」

2026年8月版の1位は、TERASELでんきの「超TERASEL東京B」としました。

重要なのは「TERASELマーケットプラン」ではなく、通常の「超TERASELプラン」を選んでいる点です。

超TERASEL東京Bは、基本料金が10Aあたり311.75円。電力量料金は120kWhまで29.80円/kWh、121~300kWhが34.26円/kWh、300kWh超が35.64円/kWhとなっています。

40A・400kWhで基本料金と電力量料金を計算すると約14,554円です。

今回比較した主要プランの中では、400kWh前後のファミリー世帯に非常に強い料金設定となっています。

特に注目したいのが、300kWhを超える部分の35.64円/kWhです。夏場に400kWh、500kWhと使用量が増えた場合、300kWh超の単価差がそのまま電気代の差につながってきます。

TERASEL自身も、超TERASELプランについて「電気の使用量が多いお客さまほどお得になる料金設定」と説明しています。

ただし、TERASELにはJEPX価格に連動する「TERASELマーケットプラン」もあります。今回1位としているのは市場連動型ではない「超TERASEL東京B」です。契約時にプラン名を間違えないよう注意してください。

▶TERASELでんき「超TERASELプラン」の公式ページはこちら

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2026年8月版|電気代を安くする電力会社10社まとめ

順位電力会社おすすめプラン400kWh前後の特徴
1位TERASELでんき超TERASEL東京B300kWh超の単価が低く、使用量の多い家庭向け
2位ミツウロコでんき従量電灯B第2・第3段階料金が安い
3位CDエナジーダイレクトベーシックでんき基本料金と300kWh超単価のバランスが良い
4位ENEOSでんき東京Vプラン300kWh超36.90円/kWhでファミリー向け
5位idemitsuでんきSプラン市場価格調整単価を導入していない
6位オクトパスエナジーグリーンオクトパス燃料費調整型・再エネを重視する家庭向け
7位ニチガスでガ割でんき1ガスとのセットで月300円割引
8位東京ガス基本プラン電気とガスをまとめたい家庭向け
9位Jでんき家庭用コース a従量B使用量に応じ最大3%の電力量料金割引
10位SHIZGASでんきおうちプラン1ガス・各種サービスとのセットで有利

※ランキングは東京電力エリア、40A、月400kWh程度の家庭を想定した独自評価です。
※燃料費調整額、再エネ賦課金、政府支援、ポイント還元、期間限定キャンペーン等は順位に直接反映していません。
※実際の料金は使用量・契約アンペア・燃料費調整単価等によって異なります。

ファミリー世帯は「300kWhを超えた単価」に注目

月400kWh程度を使用する家庭が電力会社を比較するとき、最も注目したいのが300kWhを超えた部分の料金単価です。

一般的な3段階料金では、使用量が増えるほど単価が高くなります。

月400kWhの場合、100kWh分が第3段階料金になります。月500kWhなら200kWh、600kWhなら300kWhが第3段階です。

つまり、夏場に電気使用量が増える家庭ほど、第3段階料金の差が大きく効いてきます。

今回、TERASELでんき、ミツウロコでんき、CDエナジーダイレクト、ENEOSでんき、idemitsuでんきを上位にしたのも、この300kWh超の料金設定を重視したためです。

反対に、一人暮らしで月150~200kWh程度しか使用しない場合は今回の順位がそのまま当てはまるとは限りません。

「電力会社ランキングを見る」のではなく、「自分の使用量に合ったランキングを見る」ことが重要です。

2026年8月は政府の電気料金支援も実施

2026年8月は、政府による電気・ガス料金支援も実施されています。

2026年8月使用分について、家庭などの低圧電力では1kWhあたり4.5円の値引きが適用されます。7月・9月使用分の3.5円/kWhよりも支援額が大きく設定されています。

月400kWhを使用する家庭なら、

4.5円 × 400kWh = 1,800円

となり、単純計算では8月使用分について1か月1,800円の負担軽減となります。

申し込みは不要で、対象となる小売電気事業者を通じて電気料金から値引きされます。

ただし、政府支援があるからといって電力会社の料金体系を確認しなくてよいわけではありません。

補助金は期間限定です。

長期的に電気代を抑えるには、基本料金、電力量料金、燃料費調整の仕組み、市場価格との連動性を確認したうえで契約することが重要です。

まとめ|2026年8月は「安さ+価格変動リスク」で電力会社を選ぶ

2026年8月の電力会社選びでは、単純に「1kWhあたり何円か」だけを見るのでは不十分です。

特に確認したいのが、その料金が何によって変動するのかです。

JEPX市場連動型プランは、市場価格が安い時期には大きなメリットがあります。電気を使う時間をコントロールできる家庭なら、固定単価型より安くなる可能性もあります。

一方で、真夏のファミリー世帯ではエアコンなどの使用量そのものが増えるため、市場価格上昇と使用量増加が重なるリスクも考える必要があります。

そのため2026年8月版では、JEPXのスポット市場価格に直接連動するプランや、市場価格調整額・電源調達等調整額などを通じて市場価格を料金へ反映するプランを原則として除外しました。

40A・月400kWh前後の家庭であれば、まず比較したいのは、

1位 TERASELでんき「超TERASEL東京B」
2位 ミツウロコでんき「従量電灯B」
3位 CDエナジーダイレクト「ベーシックでんき」

の3プランです。

さらに、ENEOSでんきやidemitsuでんきも、使用量の多い家庭では有力な候補になります。

電気料金は「今月一番安い会社」を追い続けるだけではなく、料金がどのような仕組みで決まり、電力市場や燃料価格が動いたときにどの程度影響を受けるのかまで確認する時代になっています。

特に電力需要が増える夏場は、安さだけでなく「料金の予測しやすさ」も含めて電力会社を選ぶことが、家計を守るうえで重要です。

出典・公式ページ

▶資源エネルギー庁「電気料金の改定について」の公式ページはこちら
▶日本卸電力取引所(JEPX)スポット市場の公式ページはこちら
▶電気・ガス料金支援の政府公式ページはこちら

本記事は、東京電力エリア・40A・月間使用量約400kWhのファミリー世帯を想定し、2026年8月時点の各社公式情報をもとに独自比較したものです。実際の電気料金は、使用量、契約容量、燃料費調整額、再エネ賦課金、各種割引・キャンペーンなどにより異なります。また今回は、JEPXスポット市場価格の上昇リスクを考慮し、市場連動型プランやJEPX市場価格を料金調整に反映するプランは原則としてランキング対象外としています。契約前には、必ず各電力会社の公式サイトで最新の料金・契約条件をご確認ください。

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