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【2026年7月版】世界の預金金利ランキングTOP30|日本の金利はまだ上がる?海外銀行の高金利を比較

最近、日本では金利上昇が大きな話題となっています。

預金金利が上がることは、預金者にとっては利息が増えるというメリットがあります。一方で、変動金利型の住宅ローンを利用している世帯にとっては、返済額の増加につながる可能性があります。

日本銀行の金融政策が正常化に向かうなか、日本でも「金利のある世界」が現実のものとなりました。日本銀行の公式情報では、2026年6月以降、補完当座預金制度の適用金利は年1.0%となっており、かつてのゼロ金利・マイナス金利時代とは明らかに環境が変化しています。

しかし、世界に目を向けると、日本とは比較にならないほど高い預金金利を提示している国があります。

トルコでは年40%を超える預金商品が見られるほか、アルゼンチン、ウズベキスタン、カザフスタン、エジプトなどでも、年10~20%台の金利が提示されています。

ただし、高金利には必ず理由があります。インフレ率、通貨の信用力、政策金利、経済成長率、政治情勢、金融規制など、それぞれの国が抱える事情は大きく異なります。

この記事では、世界の銀行が公式に公表している個人向け預金金利を調査し、金利の高い順にTOP30として紹介します。

ランキングの調査条件

今回のランキングは、2026年7月18日時点で各銀行の公式ページから確認できた、個人向け・現地通貨建て預金商品の代表的な最高年率を比較したものです。

定期預金だけでなく、金利の付く普通預金、通知預金、譲渡性預金証書、イスラム銀行の利益分配型商品も一部含んでいます。

また、国によって金利の表示方法が異なります。名目年率、実効年率、APY、変動金利、キャンペーン金利などが混在しているため、完全に同一条件での比較ではありません。

世界中のすべての銀行を網羅したものではなく、公式ページ上で金利と条件を確認できた金融機関を対象とした独自調査です。

【2026年7月版】世界の預金金利ランキングTOP30

順位銀行名・商品例最高公表年率主な条件・公式ページ
1位トルコING/Turuncu Account45.00%モバイル経由の新規顧客などが対象。
INGの公式ページはこちら
2位トルコON/Vadeli Hesap41.50%預入額や期間によって金利が異なります。
ONの公式ページはこちら
3位トルコVakıfBank/e-Vadeli39.50%インターネット・モバイル向け定期預金の最高金利。
VakıfBankの公式ページはこちら
4位アルゼンチンBanco Nación/Plazo Fijo25.00%電子取引、365~370日物の名目年率。
Banco Naciónの公式ページはこちら
5位ウズベキスタンANORBANK/Milliy Har Kunlik21.00%最低預入額100万スム。
ANORBANKの公式ページはこちら
6位カザフスタンFreedom Bank/Capital20.00%6カ月物の実効年率。名目年率は18.53%。
Freedom Bankの公式ページはこちら
7位ウズベキスタンIpak Yuli Bank/Quyoshli20.00%期間24カ月、最低預入額100万スム。
Ipak Yuli Bankの公式ページはこちら
8位エジプトSuez Canal Bank/Current Plus CD19.50%変動金利型の譲渡性預金証書。毎月利払い。
Suez Canal Bankの公式ページはこちら
9位エジプトFABMISR/Variable Certificate19.25%期間3年。中央銀行の金利に連動する変動型商品。
FABMISRの公式ページはこちら
10位エジプトBanque du Caire/Primo Affluent18.50%期間3年、年1回利払い。最低預入額100万エジプトポンド。
Banque du Caireの公式ページはこちら
11位エジプトHSBC Egypt/Savings Certificate17.25%期間3年、毎月利払い。最低預入額1万エジプトポンド。
HSBC Egyptの公式ページはこちら
12位ウクライナBank Lviv/Acquaintance17.00%3カ月物。利息を預入時に受け取る商品。
Bank Lvivの公式ページはこちら
13位エジプトEmirates NBD Egypt/Upfront CD16.96%3年間の累積年率換算。利息を前払いする設計。
Emirates NBD Egyptの公式ページはこちら
14位ウクライナTASCOMBANK/定期預金16.25%商品・預入期間などにより適用金利が異なります。
TASCOMBANKの公式ページはこちら
15位ウクライナOxi Bank/Standard+16.25%期間や手続方法によって金利が変わります。
Oxi Bankの公式ページはこちら
16位ロシアSberbank/個人向け預金13.50%適用条件や制裁・送金規制の確認が必要です。
Sberbankの公式ページはこちら
17位ウクライナPUMB/Profitable Deposit13.00%預入期間などに応じて年7~13%。
PUMBの公式ページはこちら
18位スリランカCommercial Bank/Fixed Deposit12.50%60カ月満期受取型。実効年率は10.20%。
Commercial Bankの公式ページはこちら
19位スリランカSeylan Bank/Certificate of Deposit12.25%60カ月物。実効年率は10.03%。
Seylan Bankの公式ページはこちら
20位パキスタンMeezan Bank/COII10.00%イスラム金融の利益分配型。
Meezan Bankの公式ページはこちら
21位ウガンダBank of India Uganda/Fixed Deposit8.50%1年物の提示レンジ上限。預入額などにより交渉制。
Bank of India Ugandaの公式ページはこちら
22位南アフリカAfrican Bank/Fixed Deposit8.47%固定期間型預金の名目年率。
African Bankの公式ページはこちら
23位スリランカNational Savings Bank/Triple A8.25%60カ月満期受取型。実効年率は7.15%。
National Savings Bankの公式ページはこちら
24位インドJana Small Finance Bank/Fixed Deposit8.00%一般顧客向け2年超3年以下の金利。
Jana Small Finance Bankの公式ページはこちら
25位インドESAF Small Finance Bank/Fixed Deposit7.75%一般顧客向け2年以上3年未満の金利。
ESAF Small Finance Bankの公式ページはこちら
26位インドAU Small Finance Bank/Fixed Deposit7.40%一般顧客向け30~36カ月物。
AU Small Finance Bankの公式ページはこちら
27位アゼルバイジャンABB/DigiHesab Max6.00%預金残高に利息が付く流動性預金。
ABBの公式ページはこちら
28位オーストラリアJudo Bank/Term Deposit5.50%4年物・年1回利払いの場合。
Judo Bankの公式ページはこちら
29位メキシコBanorte/Pagaré4.57%8月利用時は継続状況の確認が必要です。
Banorteの公式ページはこちら
30位アメリカMarcus by Goldman Sachs/14-Month CD4.10% 8月は要再確認。
Marcusの公式ページはこちら

※金利は税引前です。預入金額、期間、顧客区分、口座開設方法、居住資格などによって適用条件が変わる場合があります。

1位:トルコ・ING「Turuncu Account」

今回のランキングで最も高い金利を提示していたのは、トルコのINGです。

モバイル経由で口座を開設する新規顧客などを対象に、年45.00%の金利が表示されています。一方、通常のウェルカム金利や標準金利はこれより低く、すべての預金者に無条件で年45%が適用されるわけではありません。

トルコの預金金利が高い背景には、インフレへの対応やトルコリラの信用維持があります。高金利であっても、トルコリラが円に対して大幅に下落すれば、円換算した元本と利息が減少する可能性があります。

2位:トルコ・ON「Vadeli Hesap」

ONの定期預金では、最高年41.50%の金利が案内されています。

公式ページでは年率が税引前の年間総利回りとして表示されており、預入金額や期間によって実際の適用金利が変わります。

年40%を超える数字は非常に魅力的に見えますが、預金期間中の為替変動を考慮する必要があります。金利収入が増えても、トルコリラがそれ以上に下落すれば、円ベースでは損失となる可能性があります。

3位:トルコ・VakıfBank「e-Vadeli」

トルコの大手銀行であるVakıfBankでは、インターネットやモバイルで申し込む定期預金について、最高年39.50%の金利が提示されています。

一般に、店舗よりもオンライン専用商品のほうが高い金利を提示しやすい点は、日本のネット銀行と共通しています。

ただし、トルコ国内での納税者番号、本人確認、現地住所、電話番号などが必要になる可能性があり、日本に住みながら簡単に口座を開設できるとは限りません。

4位:アルゼンチン・Banco Nación「Plazo Fijo」

アルゼンチンのBanco Naciónでは、電子取引による365~370日物の定期預金について、名目年率25.00%が提示されています。

アルゼンチンは歴史的に高いインフレや通貨安を経験してきた国です。名目上は年25%の利息が付いても、物価が同程度以上に上昇すれば、預金の実質的な購買力が増えるとは限りません。

預金金利を見る際には、名目金利からインフレ率を差し引いた「実質金利」の考え方が重要です。

5位:ウズベキスタン・ANORBANK「Milliy Har Kunlik」

ANORBANKの「Milliy Har Kunlik」は、最低100万ウズベキスタンスムから利用でき、最高年21.00%の金利が提示されています。

一部を途中で引き出した場合には、適用金利が年20.70%に再計算される条件が設けられています。

比較的少額から利用できる点は特徴ですが、日本からの送金方法、口座開設資格、現地通貨への交換コストなどを確認する必要があります。

6位:カザフスタン・Freedom Bank「Capital」

Freedom Bankの「Capital」では、6カ月物の実効年率が最高20.00%、名目年率が18.53%とされています。

最低預入額は10万カザフスタンテンゲで、原則として追加預入や途中引き出しができない商品です。

名目年率と実効年率の違いにも注意が必要です。利息を元本に組み入れて再運用する複利効果を含む場合、実効年率のほうが高く表示されます。

7位:ウズベキスタン・Ipak Yuli Bank「Quyoshli」

Ipak Yuli Bankの「Quyoshli」は、期間24カ月、最低預入額100万スムで、年20.00%の金利が提示されています。

原則として追加預入や途中での全額・一部引き出しができないため、満期まで使用しない資金で利用する必要があります。

公式ページでは外国人に関する案内もありますが、非居住者には税金や本人確認などの追加条件が適用される場合があります。

8位:エジプト・Suez Canal Bank「Current Plus CD」

Suez Canal Bankでは、変動金利型の譲渡性預金証書「Current Plus CD」に年19.50%の金利が表示されています。

毎月利息を受け取れる一方、変動型であるため、市場金利や金融政策の変更によって将来の受取利息が変わる可能性があります。

固定金利ではない商品については、現在の高い金利が満期まで続くとは限らない点を理解しておく必要があります。

9位:エジプト・FABMISR「Variable Certificate」

FABMISRの変動金利型預金証書では、年19.25%の金利が提示されています。

期間は3年で、エジプト中央銀行の金利に一定幅を上乗せする仕組みとなっています。個人だけでなく、条件を満たす外国人も対象とされています。

中央銀行が利下げを実施すれば、預金金利も低下する可能性があります。現在の表示金利だけでなく、連動する基準金利を確認することが重要です。

10位:エジプト・Banque du Caire「Primo Affluent」

Banque du Caireの「Primo Affluent」では、期間3年、年1回利払いの商品に年18.50%の金利が設定されています。

ただし、最低預入額は100万エジプトポンドと高額です。誰でも少額から利用できる商品ではなく、富裕層向けの性格が強い預金証書といえます。

高金利だけでなく、最低預入額、資金拘束期間、中途解約条件まで含めて判断する必要があります。

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世界の高金利預金で注意したい5つのリスク

1.為替変動によって円換算額が減る可能性がある

海外預金で最も大きな注意点は為替変動です。

例えば、現地通貨で年20%の利息を受け取っても、預入期間中にその通貨が円に対して25%下落すれば、円換算では損失となる可能性があります。

「預金だから元本保証」と考えがちですが、現地通貨ベースで元本が保証されていても、日本円ベースの元本まで保証されるわけではありません。

2.高金利でもインフレに負けることがある

金利が高い国では、物価上昇率も高い傾向があります。

名目金利が年20%でも、インフレ率が年25%であれば、預金の実質的な購買力は低下します。

海外の預金金利を比較する際には、表示金利だけでなく、インフレ率や通貨価値の推移も確認する必要があります。

3.預金保険制度は国ごとに異なる

日本には預金保険制度があり、対象となる預金について、原則として1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円までとその利息が保護されます。

海外にも預金保護制度を設けている国はありますが、保護上限額、対象通貨、対象者、外国人への適用範囲は国ごとに異なります。

銀行名や金利だけでなく、現地の金融監督制度も確認することが重要です。

4.海外送金や両替にコストがかかる

海外銀行への送金では、送金手数料、中継銀行手数料、受取手数料、為替手数料などが発生する場合があります。

少額の預金では、受取利息よりも手数料の負担が大きくなる可能性があります。

また、満期時に現地通貨を日本円へ戻す際にも、為替スプレッドや送金コストが必要です。

5.政情や資本規制の影響を受ける

高金利国のなかには、政治情勢が不安定な国や、外貨への交換・国外送金に規制を設けている国があります。

預金を解約できたとしても、日本へ自由に送金できるとは限りません。ロシアやウクライナなどについては、国際的な制裁、金融機関の利用制限、送金経路の停止などにも注意が必要です。

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世界の金利を見ると日本の預金金利はまだ上がる?

世界の預金金利を比較すると、日本の金利が依然として低いことは明らかです。

日本銀行の政策金利が上がれば、銀行の普通預金や定期預金の金利がさらに引き上げられる可能性があります。特に、ネット銀行や地方銀行では、顧客獲得を目的としたキャンペーン金利の競争が強まることも考えられます。

一方で、世界の高金利国と日本を単純に比較することはできません。

トルコやアルゼンチンなどの高金利は、高インフレや通貨安を抑制するための金融政策と密接に関係しています。日本の物価上昇率、賃金、経済成長率、住宅ローンへの影響、企業の資金調達環境は、それらの国とは異なります。

そのため、「海外では年40%だから日本も大幅に上がる」と考えるのは適切ではありません。

ただし、世界の金利水準を見ることで、日本の金利が必ずしも現在の水準で上限に達したわけではないことは見て取れます。

今後の日本の預金金利は、日銀の金融政策だけでなく、物価と賃金の動向、景気、為替相場、国債金利などを総合的に見ながら判断する必要があります。

世界一金利が高い銀行に預ければ得をする?

必ず得をするとは限りません。

高い預金金利は、通貨価値の下落やインフレのリスクに対する補償という側面があります。金利が高いほど安全性も高いという関係ではなく、むしろ高金利の背景に大きな経済リスクが存在することがあります。

海外預金を検討する場合は、金利よりも先に、通貨の安定性、預金保険制度、銀行の信用力、送金規制を確認することが重要です。

日本に住んだまま海外銀行の口座を開設できる?

国や銀行によって異なります。

現地居住者でなければ口座を開設できない銀行もあれば、外国人や非居住者を受け入れている銀行もあります。ただし、パスポート、現地住所、納税者番号、現地電話番号、滞在許可証などを求められることがあります。

公式ページに金利が掲載されていても、日本居住者が同じ条件で利用できるとは限りません。

年40%の預金なら1年後に資産も40%増える?

現地通貨ベースでは、条件どおりに金利が適用されれば利息を受け取れます。

しかし、日本円ベースでは為替変動の影響を受けます。税金や手数料も差し引かれるため、円換算した資産が40%増えるとは限りません。

預金金利と為替変動は、分けて考える必要があります。

まとめ

2026年7月版の世界の預金金利ランキングでは、トルコのINGが提示する年45.00%が最高水準となりました。

トルコでは年40%前後、アルゼンチンでは年25%、ウズベキスタンやカザフスタン、エジプトでは年20%前後の預金商品が確認できます。

世界に目を向けると、日本の預金金利は依然として低く、金融政策や物価動向によっては、今後さらに上昇する余地があると考えられます。

ただし、高金利は必ずしも有利な条件を意味しません。

経済成長率、インフレ率、通貨価値、政治情勢、金融規制、預金保険制度など、国ごとの事情は大きく異なります。海外預金の金利は、日本の金利環境や世界経済を考えるための参考資料として活用することが大切です。是非、ご参考にして頂ければ幸いです。

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出典・引用

日本銀行「金融政策」
国際決済銀行(BIS)「中央銀行の政策金利」
国際通貨基金(IMF)「世界経済見通し 2026年4月」
国際通貨基金(IMF)「世界各国の消費者物価上昇率」
世界銀行「世界各国の消費者物価上昇率」
世界銀行「世界インフレデータベース」
経済協力開発機構(OECD)「消費者物価上昇率」
経済協力開発機構(OECD)「為替レート」
金融庁「預金保険制度」
財務省「外国為替平衡操作の実施状況」

本記事は、2026年7月18日時点で各金融機関の公式ページから確認できた情報を基に作成した独自調査です。金利、商品内容、キャンペーン期間、口座開設条件は変更される可能性があります。本記事は特定の海外預金、外貨、金融機関への預入を推奨するものではありません。実際に利用する場合は、金融機関の公式情報、居住者要件、税務、為替リスク、送金規制、預金保護制度を必ず確認してください。

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