まねっぴのお金講座 ファイナンシャルプランナー 資産形成 ライフプラン マネープラン 家計相談 NISA iDeCo 投資信託 ETF 高配当株 インデックス投資 長期投資 分散投資 純金積立 生命保険 医療保険 学資保険 老後資金 公的年金 厚生年金 国民年金 住宅ローン 変動金利 固定金利 繰上返済 確定申告 医療費控除 ふるさと納税 住民税 教育費 奨学金 相続

【2026年7月版】電気代を安くする電力会社10選|FPの視点で電気料金の安さと安定性を比較

最近、全国的に暑くなってきましたね。エアコンをつける機会も多くなりましたが、エアコンをつける度に電気代が気になる方も多いのではないでしょうか?そこで、今回は電気代について書きたいと思います。

早速ですが、電気代を下げる方法は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、家庭で使用する電力量そのものを減らす方法です。省エネ家電への買い替え、エアコンの適切な温度設定、住宅の断熱性能の向上、太陽光発電による自家消費などが該当します。

2つ目は、電力会社や料金プランを見直し、電気を購入する単価を下げる方法です。

家庭の電気料金は、主に次の要素から構成されています。

電気料金=基本料金+電力量料金単価×電力使用量±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金-各種割引

前回の記事では、太陽光発電を導入して、電力会社から購入する電力量を減らす方法について解説しました。

関連記事

はじめに|夏の電気代対策として太陽光発電を考える人が増えています 2026年も本格的な夏を迎え、エアコンの使用時間が長くなる季節です。電力使用量が増えれば、当然ながら電気代の負担も大きくなりやすくなります。政府は2026年7月〜9月[…]

今回は、もう1つの方法である「電力量料金単価を下げる」という観点から、2026年7月時点で検討したい安い電力会社を10社紹介します。

ただし、単純に料金表の単価が低い会社を並べたランキングではありません。

夏場はエアコンの使用などによって電力需要が増えやすく、猛暑や発電所の停止などが重なった場合には、JEPXの卸電力市場価格が上昇する可能性があります。

さらに、2026年7月時点ではイランを含む中東情勢が不安定であり、国際的な燃料価格やエネルギー調達コストの先行きにも不透明感があります。

そこで本記事では、JEPX市場価格に電気料金が直接連動する市場連動型プランや、「電源調達調整費」「電源費用等調整額」などの名称でJEPX価格を反映する独自燃調型プランをランキングの対象外としました。

東京ガス、CDエナジーダイレクト、idemitsuでんき、ENEOSでんきなど、料金の安さだけでなく、料金体系の分かりやすさ、供給基盤、企業としての安定性も重視して選定しています。

電気料金は使用量と単価の両方で決まる

電気代を削減するためには、「どれくらい電気を使うか」と「1kWhあたりいくらで電気を購入するか」の両方を確認する必要があります。

例えば、月間平均400kWhの電気を使用する家庭で、実質的な電力量料金単価を1kWhあたり2円下げられれば、単純計算では月800円、年間では9,600円の削減になります。

一方、同じ電力会社でも、月150kWh程度しか使わない一人暮らしと、月500kWh以上使うファミリー世帯では、最適な料金プランが異なります。

多くの電力会社は、使用量に応じて単価が上がる3段階料金制を採用しています。

そのため、基本料金が安い会社、120kWhまでの単価が安い会社、300kWhを超えた部分の単価が安い会社など、それぞれ特徴が異なります。

電力会社を選ぶ際は、1カ月だけの使用量ではなく、直近12カ月分の使用量を確認することが重要です。

本ランキングの選定基準

本記事では、東京電力エリアの一般家庭向けプランを対象として、次の条件から総合的に評価しました。

  • JEPX市場価格に直接連動するプランではないこと
  • JEPX価格を独自調整費として反映するプランではないこと
  • 基本料金や電力量料金に割安感があること
  • 料金体系が比較的分かりやすいこと
  • 企業グループとして一定の事業基盤があること
  • ガスや自動車、通信サービスなどとの割引があること
  • 使用量に合った料金プランを選択できること
  • 解約条件や契約期間を確認しやすいこと

なお、各社の燃料費調整額、キャンペーン、ポイント還元額は毎月変わる可能性があります。

したがって、本ランキングはすべての家庭における絶対的な安さを保証するものではなく、料金と家計の安定性を重視した総合ランキングです。

【2026年7月版】安い電力会社おすすめ10選

順位電力会社代表的なプランおすすめの家庭
1位CDエナジーダイレクトベーシックでんき2~4人程度の標準世帯
2位idemitsuでんきSプラン電気使用量が多い家庭・車を利用する家庭
3位ENEOSでんき東京Vプランファミリー世帯・ポイントを活用したい家庭
4位ミツウロコでんき従量電灯B月300kWh以上使う家庭
5位東京ガス電気基本プラン東京ガス利用者・大手の安心感を重視する家庭
6位東急でんき従量電灯B月300kWh以上使う家庭・東急利用者
7位TERASELでんき超TERASEL東京B電気使用量が多い家庭
8位Jでんき家庭用コース従量BJ利用者・分かりやすさ重視の家庭
9位ニチガスでんきでガ割でんきニチガスの都市ガス・LPガス利用者
10位SHIZGASでんきおうちプラン1静岡ガスグループのサービス利用者

【PR】エネチェンジで自宅に合う電力会社を比較

電気料金は、居住地域、契約アンペア数、毎月の使用量、現在の電力会社によって変わります。 そのため、本記事の1位が、すべての家庭で最も安くなるとは限りません。 電気・ガス比較サイトの「エネチェンジ」では、郵便番号、現在の電力会社、契約アンペア数、電気使用量などを入力することで、申し込み可能な電力会社や料金プランを比較できます。

▶まずは現在の料金と比較してみましょう。

1位 CDエナジーダイレクト「ベーシックでんき」

CDエナジーダイレクトは、中部電力ミライズと大阪ガスが共同出資して設立した電力・ガス小売会社です。

大手エネルギー会社2社の事業基盤を持ちながら、東京電力エリアに特化した比較的割安な料金プランを提供しています。

「ベーシックでんき」の基本料金は、10Aあたり月額276.90円です。40A契約の場合は月額1,107.60円となります。

電力量料金は、120kWhまでが1kWhあたり29.90円、120kWh超300kWhまでが35.59円、300kWh超が36.50円です。

特に300kWhを超えた部分の単価が抑えられているため、2~4人程度の家庭や、エアコンの使用量が増える夏・冬に割安感が出やすい料金設計です。

一人暮らし向けの「シングルでんき」、標準世帯向けの「ベーシックでんき」、使用量の多い家庭向けの「ファミリーでんき」など、世帯人数に合わせて選択できる点も評価できます。

解約金がなく、電気とガスをまとめた場合のセット割やポイントサービスも用意されています。料金、選びやすさ、企業基盤のバランスから、総合1位としました。

CDエナジーダイレクトの公式ページはこちら

2位 idemitsuでんき「Sプラン」

idemitsuでんきは、石油元売り大手の出光興産が提供する家庭向け電力サービスです。

Sプランは、東京電力の従量電灯Bと比べて、電気を多く使用する家庭ほど削減効果が出やすい料金設計になっています。

公式サイトの試算では、東京電力エリアで30A・月450kWhを使用する家庭の場合、Sプランによる電気料金部分の削減額は年間9,600円とされています。実際の金額は燃料費調整額や使用状況によって変わります。

また、ガソリン車を利用する人は給油代、EVを利用する人は自宅充電に関する特典を選択できます。日常的に自動車を使う家庭では、電気料金だけでなく自動車関連費を含めた家計全体の削減につなげられます。

idemitsuでんきは、市場価格調整単価を導入していないことを公式に明記しています。JEPXの需給ひっ迫が電気料金へ直接反映される方式ではないため、今回のランキングの趣旨にも合致します。

idemitsuでんきの公式ページはこちら

3位 ENEOSでんき「東京Vプラン」

ENEOSでんきは、ENEOSグループが提供している電力サービスです。

東京Vプランは、使用量に応じて電力量料金が変わる3段階料金制を採用しており、東京電力エリアでは、120kWhまでが29.80円、120kWh超300kWhまでが34.85円、300kWh超が36.90円です。

特に第2段階と第3段階の単価に割安感があるため、月300kWh以上使うファミリー世帯に向いています。

Vポイント、楽天ポイント、dポイントなど、電気料金に応じたポイントの受け取り方法を選べることも特徴です。

また、2年以上の継続利用を条件とする「にねん とく2割」では、最初の2年間は電力量料金が1kWhあたり0.2円、3年目以降は0.3円割り引かれます。

長期契約を予定している家庭や、ENEOSのサービスを利用している家庭に適しています。ただし、長期利用割引を契約する場合は、中途解約時の条件を確認しておきましょう。

ENEOSでんきの公式ページはこちら

4位 ミツウロコでんき「従量電灯B」

ミツウロコでんきは、LPガス、都市ガス、電力などのエネルギー事業を展開するミツウロコグループの電力サービスです。

東京電力エリアの従量電灯Bでは、基本料金は10Aあたり311.75円です。

電力量料金は、120kWhまでが31.91円、120kWh超300kWhまでが33.13円、300kWh超が35.79円となっています。

120kWhまでの単価はやや高めですが、120kWhを超えた部分、とりわけ300kWh超の単価が低く設定されています。

そのため、電気使用量が少ない一人暮らしよりも、在宅時間が長い家庭、子どもがいる家庭、戸建て住宅など、月300~500kWh程度使う世帯に向いています。

電気使用量が少ない場合には、別に用意されている「シングル応援プラン」と比較するとよいでしょう。

ミツウロコでんきの公式ページはこちら

5位 東京ガスの電気「基本プラン」

東京ガスは、首都圏を中心に都市ガスや電気を供給する大手エネルギー会社です。

「基本プラン」の40Aの基本料金は月額1,246.96円です。

電力量料金は、120kWhまでが29.70円、120kWh超300kWhまでが35.69円、300kWh超が39.50円となっています。

CDエナジーダイレクトやミツウロコでんきと比較すると、300kWh超の単価はやや高めです。

一方で、東京ガスの都市ガスと電気をまとめられること、大手エネルギー会社としての知名度やサポート体制があることは大きなメリットです。

初めて新電力へ切り替える人や、料金の安さだけでなく、問い合わせ窓口や企業としての安定性を重視したい人に適しています。

東京電力のスタンダードS・Lと比較して、基本料金と電力量料金が安くなるように設計されていますが、自由料金には燃料費調整額の上限がないため、燃料価格が高騰した局面では規制料金より高くなる可能性があります。

東京ガスの電気公式ページはこちら

6位 東急でんき「従量電灯B」

東急でんきは、東急グループの東急パワーサプライが提供している電力サービスです。

従量電灯Bの基本料金は、30Aが月額858円、40Aが1,144円、50Aが1,430円、60Aが1,716円です。

電力量料金は、120kWhまでが31.39円、120kWh超300kWhまでが31.89円、300kWh超が36.14円となっています。

第2段階の単価が低いため、月200~400kWh程度使う家庭では比較対象に入れたい料金プランです。

東急でんきには、JEPX市場価格に連動する「ライフフィットプラン」もありますが、本ランキングで対象としているのは市場連動型ではない従量電灯Bです。

同じ電力会社の中でも料金の計算方法が異なるため、申し込み時にはプラン名を必ず確認してください。

東急でんきの公式ページはこちら

7位 TERASELでんき「超TERASEL東京B」

TERASELでんきは、伊藤忠エネクスグループのエネクスライフサービスが提供する電力サービスです。

東京電力エリアでは、電気使用量が少ない家庭向けの「TERASEL東京B」と、使用量が多い家庭向けの「超TERASEL東京B」が用意されています。

超TERASEL東京Bの電力量料金は、120kWhまでが29.80円、120kWh超300kWhまでが34.26円、300kWh超が35.64円です。

特に300kWhを超えた部分の単価が低いため、エアコンを長時間使う家庭や、月400kWh以上使用するファミリー世帯に適しています。

毎月の電気料金に応じて楽天ポイントが付与される点も特徴です。

なお、TERASELでんきには、市場価格を反映する「TERASELマーケット」もあります。本ランキングで選定しているのは、通常の燃料費調整制度を採用するTERASEL東京Bまたは超TERASEL東京Bであり、TERASELマーケットではありません。

TERASELでんきの公式ページはこちら

8位 Jでんき「家庭用コース従量B」

Jでんきは、ケーブルテレビやインターネットサービスを展開するJCOMの電力サービスです。

東京電力の従量電灯Bに近い料金体系を基準として、電力量料金が使用量に応じて割り引かれます。

120kWhまでの部分は0.5%、120kWh超300kWhまでの部分は1%、300kWh超の部分は3%割引となります。

電気を多く使うほど割引率が高くなるため、ファミリー世帯に向いています。

大幅な値下げを狙うプランというより、現在の料金体系から大きく変えずに、分かりやすく電気代を下げたい家庭向けです。

Jのテレビ、インターネット、固定電話などを利用している場合は、契約や問い合わせ窓口をまとめやすくなります。

Jでんきの公式ページはこちら

9位 ニチガスでんき「でガ割でんき」

ニチガスでんきは、日本瓦斯が提供する電力サービスです。

「でガ割でんき」は、ニチガスの都市ガスまたはLPガスと電気をセットで契約する家庭向けの料金プランです。

電気とガスをセットで契約すると、毎月の電気料金から300円が割り引かれます。年間では3,600円の固定的な割引になります。

電気料金だけを単独で比較するよりも、ガス料金との合計額で判断することが重要です。

比較的電気使用量が多い家庭には「でガ割」、使用量が少ない家庭には「でガ割ライト」が用意されています。

すでにニチガスの都市ガスやLPガスを利用している家庭にとっては、有力な選択肢です。

ニチガスでんきの公式ページはこちら

10位 SHIZGASでんき「おうちプラン1」

SHIZGASでんきは、静岡ガスが提供している電力サービスです。

東京電力エリアの「おうちプラン1」は、30A以上の一般家庭を対象としています。

基本料金は、30Aが935.25円、40Aが1,247円、50Aが1,558.75円、60Aが1,870.50円です。

電力量料金は、120kWhまでが29.80円、120kWh超300kWhまでが36.40円、300kWh超が40.49円です。

通常料金だけでは東京電力の従量電灯Bと大きな差がありませんが、静岡ガスグループのガス契約や対象サービスと組み合わせることで、基本料金から割引を受けられます。

40Aの場合、「セットでずーっと割」による割引額は月額114.40円です。

静岡ガスグループのサービスを利用している家庭は、電気単体ではなく、ガスとの合計額で比較するとよいでしょう。

SHIZGASでんきの公式ページはこちら

あわせて読みたい最新記事

JEPX市場連動型プランを除外した理由

JEPX市場連動型プランは、決して悪い料金プランではありません。

JEPXとは、日本卸電力取引所のことです。スポット市場では、翌日に受け渡す電気を1日48コマ、30分単位に分けて売買しています。

市場連動型プランでは、このJEPXの取引価格をもとに電力量料金や調整額が決まります。電力需要が少ない時期や、太陽光発電などの供給量が多い時間帯には、JEPXの市場価格が低下することがあります。

そのため、市場価格が安い時間帯に電気を使用できる家庭にとっては、固定単価型の料金プランより電気代を抑えられる可能性があります。

蓄電池やEVを保有しており、充電する時間を変更できる家庭、在宅時間や家電の使用時間を柔軟に調整できる家庭にとっては、市場連動型プランの価格変動を活用できる可能性があります。

一方で、猛暑や厳冬、発電所の停止、燃料調達環境の悪化などが重なると、JEPX価格が上昇し、その影響が電気料金に反映されます。

特に2026年7月時点では、イランを含む中東情勢が引き続き不安定です。外務省も2026年7月に、中東情勢が急速に悪化する可能性について注意喚起を行っています。

日本は原油輸入の9割超を中東地域に依存しており、中東情勢やホルムズ海峡の航行状況は、日本のエネルギー調達に影響を与える重要な要素です。LNGは原油より調達先が分散されていますが、中東からの輸入も一定割合を占めています。

中東情勢の緊迫化が、必ずJEPX価格の急騰につながるわけではありません。

しかし、燃料価格の上昇、夏場の電力需要増加、発電設備の停止などが重なれば、卸電力市場の価格が一時的に上昇し、市場連動型プランの電気料金が急騰する可能性はあります。

ファイナンシャルプランナーとして家計を考える場合、最も安くなる可能性がある料金プランを選ぶだけでは十分ではないと考えています。

毎月の電気料金を予測しやすくし、食費、住宅費、教育費、保険料などを含めた家計全体を安定させることも重要です。

市場価格によって電気料金が大きく変動すると、家計の月次予算を立てにくくなります。特に、生活防衛資金に余裕がない家庭や、毎月の支出を一定範囲に収めたい家庭には注意が必要です。

そのため、本記事では市場連動型プランそのものを否定するのではなく、「電気代を安定的に削減し、毎月の家計支出を予測しやすくすること」を優先しています。

FPとして家計の安定を目的に電力会社を選ぶという本記事の方針では、JEPX市場連動型プランや、JEPX価格を独自燃調として料金へ反映するプランは選定できないと判断しました。

燃料費調整額があるプランも料金は変動する

今回選定した電力会社も、毎月の電気料金が完全に固定されるわけではありません。

多くのプランでは、原油、LNG、石炭などの輸入燃料価格を反映する燃料費調整制度が採用されています。一般的な燃料費調整制度では、財務省の貿易統計に基づいた数カ月前の燃料価格が、後の電気料金に反映されます。

一方、JEPX市場連動型プランでは、30分ごと、または一定期間のJEPX市場価格が電気料金に反映されます。

どちらも料金が変動する点は共通していますが、変動する根拠と反映速度が異なります。

また、大手電力会社の規制料金には燃料費調整額の上限がありますが、新電力の自由料金では上限が設定されていないケースがあります。

新電力へ切り替える際は、電力量料金単価だけではなく、燃料費調整額の計算方法と上限の有無も確認してください。

電力会社を変更しても電気の品質は変わらない

電力会社を変更すると、停電しやすくなったり、電圧が不安定になったりするのではないかと心配する人もいるでしょう。

しかし、電力会社を変更しても、家庭まで電気を届ける送電線や配電線は変わりません。

東京電力エリアでは、引き続き東京電力パワーグリッドの送配電設備を使用します。変更されるのは、原則として電気の小売契約先と料金プランです。

特定の小売電気事業者の発電所が停止したとしても、その会社と契約している家庭だけが停電する仕組みではありません。電力会社の切り替えに伴ってスマートメーターへの交換が必要な場合も、原則として大がかりな設備購入は必要ありません。

資源エネルギー庁によると、切り替えに要する標準的な期間は、スマートメーターの交換が必要な場合でおよそ2週間、交換が不要な場合でおよそ4日です。ただし、実際の契約開始日は各社の検針日や手続き状況によって異なります。

CDエナジーダイレクトでは、他社からの切り替えは申し込みから約1カ月が目安とされています。夏本番に間に合わせたい場合は、早めに手続きを始めましょう。

電力自由化から10年、登録事業者は805社

家庭向け電力小売は、2016年4月に全面自由化されました。

それ以前は、家庭や商店が契約できる電力会社は地域ごとにほぼ決まっていましたが、自由化後は都市ガス会社、石油会社、通信会社、鉄道会社など、さまざまな事業者から電力会社を選べるようになりました。

資源エネルギー庁によると、2026年6月17日時点の登録小売電気事業者数は805事業者です。

ただし、登録されているすべての会社が現在も一般家庭向けに電気を販売しているわけではありません。

また、料金体系には、従量料金型、定額型、時間帯別型、市場連動型、ポイント還元型など、多くの種類があります。選択肢が増えたからこそ、料金表だけでなく、燃料費調整、独自調整費、契約期間、解約条件、企業の事業基盤まで確認する必要があります。

2026年7~9月は電気料金支援も実施

2026年夏は、国による電気・ガス料金の負担軽減支援が実施されます。

家庭などが利用する低圧電力の値引き単価は、2026年7月使用分が1kWhあたり3.5円、8月使用分が4.5円、9月使用分が3.5円です。

月400kWhを使用する家庭では、7月と9月はそれぞれ1,400円、8月は1,800円の値引きとなり、電気料金だけで3カ月合計4,600円の負担軽減になります。

政府は、電気と都市ガスを合わせ、標準的な家庭で3カ月5,000円程度の負担軽減効果を見込んでいます。

原則として、対象となる契約者が個別に申し込む必要はなく、電力会社の請求額から値引きされます。

ただし、この支援は期間限定です。支援期間中の請求額だけではなく、支援終了後の料金も見据えてプランを選びましょう。

安い電力会社を選ぶ5つのポイント

直近12カ月の使用量を確認する

電気使用量は季節によって大きく変わります。

春や秋の使用量だけで試算すると、エアコンを使う夏や冬の電気代を正しく比較できません。電力会社のマイページや検針票から、直近12カ月分の使用量を確認してください。

基本料金と3段階の単価を分けて見る

一人暮らしでは基本料金や第1段階単価が重要です。

一方、ファミリー世帯では、120kWh超300kWhまでの第2段階単価と、300kWh超の第3段階単価が年間電気代に大きく影響します。

燃料費調整額まで比較する

電力量料金が安くても、燃料費調整単価が高ければ、請求総額では割高になる可能性があります。

電力会社を比較するときは、「基本料金+電力量料金」だけではなく、燃料費調整額を含めた請求額で確認してください。

セット割のために不要なサービスを契約しない

ガス、インターネット、スマートフォンなどとまとめることで、電気料金が割り引かれる場合があります。

しかし、月数百円の電気代を下げるために不要な通信サービスへ加入すると、家計全体では支出が増える可能性があります。

FPとしては、電気代だけでなく、ガス代、通信費、保険料、サブスクリプションを含めた固定費全体で判断することをおすすめします。

解約金と契約期間を確認する

長期利用割引があるプランでは、契約期間中の解約によって手数料が発生する場合があります。

引っ越しの予定がある人や、短期間で再度見直す可能性がある人は、解約金、最低利用期間、更新条件を事前に確認しましょう。

【PR】エネチェンジで自宅に合う電力会社を比較

国内最大級の電力比較サイト【エネチェンジ】はこちらから

まとめ

電気代を下げる方法は、電力使用量を減らす方法と、電力会社や料金プランを変更して購入単価を下げる方法の2つです。

太陽光発電、省エネ家電、断熱対策などによって使用量を減らすことも重要ですが、電力会社の契約先を見直すだけで削減できる可能性もあります。

2026年7月時点で、東京電力エリアにおいて総合的に比較しやすいのは、CDエナジーダイレクト、idemitsuでんき、ENEOSでんき、ミツウロコでんき、東京ガスの電気などです。

電気使用量が多い家庭では、東急でんきや超TERASEL東京Bも有力な候補になります。

ガスと電気をまとめたい家庭では、東京ガス、ニチガス、SHIZGASでんきなども比較対象になります。

JEPX市場連動型プランには、市場価格が安い時間帯や時期に電気代を抑えられる魅力があります。

一方、2026年7月時点では中東情勢が不安定であり、燃料価格や電力調達コストの先行きも見通しにくい状況です。市場価格が上昇した場合には、電気料金が一時的に急騰する可能性もあります。

そのため、FPとして毎月の家計を安定させることを優先する場合、市場連動型プランは今回の選択肢には入れにくいと判断しました。

最終的には、料金表の単価だけでなく、燃料費調整額、セット割、ポイント、契約期間、解約条件まで含めて比較することが重要です。

夏はエアコンの使用によって電力需要が増える季節です。暑さが本格化してから慌てるのではなく、現在の電気料金を確認し、早めに料金シミュレーションを行ってみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい最新記事

出典・引用

一般社団法人 日本卸電力取引所 「取引概要」
一般社団法人 日本卸電力取引所 「スポット市場」
外務省 海外安全ホームページ 「中東情勢の急激な変化の可能性に関する注意喚起(2026年7月9日)」
資源エネルギー庁 「電力小売全面自由化」
資源エネルギー庁 「電力会社を切り替えるには」
資源エネルギー庁 「登録小売電気事業者一覧」
資源エネルギー庁 「エネルギー価格の支援について」
経済産業省 「2026年7月、8月及び9月使用分の電気・ガス料金支援の実施について」

本記事の料金、割引、キャンペーン、供給条件は、2026年7月12日時点で確認できる各社の公式情報をもとに作成しています。料金や契約条件は変更される場合があるため、契約前に各電力会社の公式サイト、電気需給約款、料金表、重要事項説明書をご確認ください。本記事には広告・プロモーションが含まれます。掲載順位は、料金の安さ、料金体系、企業基盤、サービス内容、家計支出の安定性などを独自に評価したものであり、特定の電力会社との契約や将来の削減額を保証するものではありません。

>まねっぴのお金講座

まねっぴのお金講座

「お金のことって、なんとなく不安。でも何から始めたらいいのかわからない。」 そんな方のために、このお金講座をつくりました。 難しい専門用語はできるだけ使わず、日常生活にすぐ役立つ内容をわかりやすく解説しています。 貯金のコツ、家計の見直し方、投資の基本、将来への備え方など、今知っておきたいテーマをやさしく丁寧にお届けします。 はじめて学ぶ方でも大丈夫。 「ちょっと気になる」その気持ちがあれば、十分なスタートです。 一緒に、無理なく・楽しく、お金との付き合い方を身につけていきましょう。

CTR IMG