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【2026年7月版】地方銀行の定期預金金利ランキングTOP10|FPが1年ものを徹底比較-過去データ

2026年7月は、夏のボーナス時期に合わせて、地方銀行各行が定期預金キャンペーンを相次いで展開しました。

当時は、日本銀行の金融政策正常化を背景に市場金利が数年前と比べて高い水準で推移しており、地方銀行でも預金獲得を意識した動きが活発になっていました。特に、ネット支店や新規口座開設者、新たに預け入れる資金を対象とした優遇金利商品が目立ちました。

2026年7月時点では、1年もの定期預金で年1.00%を上回る商品も複数確認されています。一方で、高金利の商品には「新規口座限定」「新規資金限定」「インターネット支店限定」「一定額以上の預け入れ」など、適用条件が設けられているケースが多く見られました。

前月となる2026年7月の地方銀行・第二地方銀行の定期預金を振り返ると、夏のボーナス資金を取り込むための金利競争が活発だったことが分かります。

本記事では、この2026年7月の動きを過去データとして踏まえたうえで、2026年8月の1年もの定期預金金利がどのように変化したのかを比較していきます。

2026年7月版・地方銀行の1年定期預金金利ランキングTOP10

順位銀行名商品名1年もの金利主な条件
1位香川銀行「超金利トッピング定期預金」年1.40%セルフうどん支店、100万円まで、7月13日以降
2位愛媛銀行「新規口座開設限定定期預金」年1.25%四国八十八カ所支店、新規口座限定
3位静岡銀行「ウルトラ金利定期預金」年1.20%インターネット支店、10万円以上
3位北九州銀行「スマート支店開設記念定期預金」年1.20%新規取引・スマート支店開設者
5位トマト銀行「スペシャルきびだんご定期預金」年1.10%ももたろう支店、500万円まで
5位東北銀行「とうぎんサマーキャンペーン」最大年1.10%100万円以上、新規資金等の条件あり
7位群馬銀行「プレミアム定期」年1.00%1,000万円以上、新規資金、アプリ利用
7位岩手銀行「メリット・プレミアム」年1.00%1,000万円以上、新規資金
7位鳥取銀行「ステップアップ定期 昇利旋風」年1.00%初年度金利、新規資金、100万円以上
7位阿波銀行「ありがとうキャンペーン2026」年1.00%新規資金、店頭受付、7月31日まで

※金利は税引前の年利です。税引後利息は、税率20.315%を用いた単純計算による概算です。実際の利息は預入日数、端数処理、満期日などによって異なります。各種条件がある場合がありますので、ご注意下さい。

1位:香川銀行「超金利トッピング定期預金」

香川銀行のインターネット支店「セルフうどん支店」が取り扱う超金利トッピング定期預金は、2026年7月13日から1年ものの金利が年1.40%へ引き上げられます。

預入金額は10万円以上100万円以下で、1人当たりの上限が100万円に設定されています。年1.40%で100万円を1年間預けた場合、税引前利息は14,000円、税引後では約11,156円です。

金利水準は非常に高いものの、預入上限が100万円である点には注意が必要です。また、優遇金利が適用されるのは当初1年間であり、満期後に自動継続される際は、その時点の通常商品に移行します。

少額から利用できるため、地方銀行のネット支店を初めて利用する人にも検討しやすい商品といえるでしょう。

出典:▶香川銀行の公式ページはこちら

2位:愛媛銀行「新規口座開設限定定期預金」

愛媛銀行の四国八十八カ所支店では、新たに口座を開設した人を対象に、1年もの年1.25%の新規口座開設限定定期預金を取り扱っています。

預入金額は1口100万円以上1,000万円以下です。利用できる期間は、口座を開設した月から翌々月末までとなっているため、口座開設後は早めに手続きを進める必要があります。

100万円を預けた場合の税引前利息は12,500円、税引後利息は約9,961円です。既存顧客向けの商品ではなく、新規口座開設者向けの優遇商品である点が最大の特徴です。

四国八十八カ所支店はインターネット専用支店であるため、愛媛県外に住んでいる人でも、所定の条件を満たせば利用を検討できます。

出典:▶愛媛銀行の公式ページはこちら

3位:静岡銀行「ウルトラ金利定期預金」

静岡銀行のインターネット支店では、2026年4月20日から9月30日まで、ウルトラ金利定期預金キャンペーンを実施しています。

1年ものの適用金利は年1.20%で、預入金額は10万円以上です。預入上限が設定されていないため、まとまった資金の預け先を探している人にとって利用しやすい商品です。

100万円を1年間預けた場合、税引前利息は12,000円、税引後利息は約9,562円となります。

新規口座開設者だけでなく、すでに静岡銀行インターネット支店を利用している人も対象となる点が特徴です。ただし、募集総額が設定されているキャンペーンは、予定額に達すると期間中でも受付が終了する可能性があります。

出典:▶静岡銀行の公式ページはこちら

3位:北九州銀行「スマート支店開設記念定期預金」

北九州銀行では、スマート支店の開設を記念し、1年もの年1.20%の定期預金キャンペーンを実施しています。

対象となるのは、これまで北九州銀行と取引がなく、新たにスマート支店の口座を開設する個人です。預入金額は1口10万円以上1,000万円未満で、複数口の預入れも可能です。

100万円を預けた場合の税引前利息は12,000円、税引後では約9,562円になります。

キャンペーン期間は2026年5月18日から9月30日までですが、募集総額は200億円に設定されています。新規顧客限定という条件はあるものの、1,000万円未満の幅広い金額で申し込める点はメリットです。

出典:▶北九州銀行の公式ページはこちら

5位:トマト銀行「スペシャルきびだんご定期預金」

トマト銀行のインターネット専用支店「ももたろう支店」では、スペシャルきびだんご定期預金を取り扱っています。

1年ものの金利は年1.10%で、預入金額は1万円以上500万円以下です。少額から利用できるため、余裕資金の一部を定期預金に振り分けたい人にも適しています。

100万円を預けた場合、税引前利息は11,000円、税引後利息は約8,765円です。

キャンペーン期間は2026年4月1日から9月30日までですが、募集総額は70億円となっています。3年ものや5年ものには、さらに高い金利が設定されていますが、資金拘束期間が長くなるため、本記事では1年ものを比較対象としています。

出典:▶トマト銀行の公式ページはこちら

5位:東北銀行「とうぎんサマーキャンペーン」

東北銀行では、2026年6月15日から9月30日まで、家計応援キャンペーン第3弾として「とうぎんサマーキャンペーン」を実施しています。

1年もの定期預金の基本金利は、10万円以上100万円未満が年0.70%、100万円以上が年1.00%です。さらに、他の金融機関から移した新規資金や、初めて東北銀行の口座を開設する人が預ける資金には年0.10%が上乗せされ、最大年1.10%となります。

したがって、年1.10%を受けるためには、100万円以上を預けることに加え、新規資金などの条件を満たす必要があります。

金利だけを見て申し込むのではなく、自分の資金が優遇対象に該当するかを店頭で確認することが大切です。

出典:▶東北銀行の公式ページはこちら

7位:群馬銀行「プレミアム定期」

群馬銀行のプレミアム定期は、まとまった新規資金を預ける人を対象とした定期預金です。

1年ものの金利は、500万円以上1,000万円未満が年0.80%、1,000万円以上1億円以下が年1.00%となっています。年1.00%を受けるためには、1,000万円以上の預入れが必要です。

また、個人の新規資金であることに加え、群馬銀行のスマートフォンアプリ「ぐんぎんアプリ」を利用していることなどが条件となります。

1,000万円を年1.00%で預けた場合、税引前利息は10万円、税引後利息は約79,685円です。ただし、預金保険制度の保護上限も意識して資金を配分する必要があります。

出典:▶群馬銀行の公式ページはこちら

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7位:岩手銀行「メリット・プレミアム」

岩手銀行のメリット・プレミアムは、店頭で新規資金を預ける個人を対象とした大口定期預金です。

1年ものの適用金利は、100万円以上1,000万円未満が年0.80%、1,000万円以上が年1.00%です。年1.00%を利用するには、他の金融機関から移した資金など、所定の新規資金で1,000万円以上を預ける必要があります。

高額資金を普通預金に置いたままにしている人にとっては、利息収入を増やす選択肢になります。一方で、複数の金融機関に資金を分散する「預金分散」もあわせて検討したいところです。

満期後の自動継続時には、当初の優遇金利ではなく、その時点の店頭表示金利が適用されます。

出典:▶岩手銀行の公式ページはこちら

7位:鳥取銀行「ステップアップ定期 昇利旋風」

鳥取銀行の「とりぎんステップアップ定期 昇利旋風」は、継続するごとに適用金利が段階的に上がる定期預金です。

初年度は年1.00%、2年目は年1.10%、3年目は年1.20%となっています。預入期間は1年ですが、自動継続によって最大3年間運用する仕組みです。

本ランキングでは、最初の1年間に適用される年1.00%を比較対象としています。3年間を通して預けた場合の金利は魅力的ですが、途中で解約すると所定の中途解約利率が適用されるため、3年間使う予定のない資金を預けることが重要です。

預入金額は1口100万円以上で、新規資金であることなどが条件です。

出典:▶鳥取銀行の公式ページはこちら

7位:阿波銀行「ありがとうキャンペーン2026」

阿波銀行では、創業130周年を記念した「定期預金ありがとうキャンペーン2026」を実施しています。

1年ものの金利は年1.00%で、預入金額は1口10万円以上1,000万円未満です。対象となるのは、他の金融機関から移した資金や現金などの新規資金で、原則として店頭で申し込みます。

キャンペーン期限は2026年7月31日までです。募集総額が設定されており、上限に達した場合には期限前に受付が終了する可能性があります。

夏のボーナスを預ける場合、申込期限が8月や9月までの銀行が多いなか、阿波銀行は7月末までとなっているため、早めの判断が必要です。

出典:▶阿波銀行の公式ページはこちら

夏のボーナス時期は定期預金キャンペーンの狙い目

地方銀行では、夏と冬のボーナス時期に合わせて、定期預金の金利を引き上げるケースがあります。

2026年夏も、6月から9月にかけてキャンペーンが集中しています。特に目立つのが、次のような条件です。

  • 他の金融機関から移した「新規資金」が対象
  • 新規口座開設者のみ利用可能
  • インターネット支店やアプリからの申込み限定
  • 1人当たりの預入上限を設定
  • 募集総額に達した時点で受付終了
  • 優遇金利は初回の満期日まで

ボーナスを受け取った直後は、生活費と余裕資金の区別が曖昧になりやすい時期です。高金利だからといって、ボーナス全額を定期預金に預ける必要はありません。

まずは近い将来に使う予定のある資金を普通預金に残し、当面使わない余裕資金を定期預金に振り分けることが基本です。

定期預金の利息には20.315%の税金がかかる

定期預金の金利は、原則として税引前で表示されています。

個人が受け取る預金利息には、所得税・復興特別所得税15.315%と地方税5%を合わせた20.315%が源泉徴収されます。

例えば、100万円を年1.00%で1年間預けた場合の税引前利息は10,000円ですが、税引後の受取額は概算で7,969円です。

年0.50%と年1.00%の差は0.50ポイントですが、100万円を1年間預けた場合の税引後利息の差は約3,984円となります。

金利差だけでなく、振込手数料、ATM手数料、口座管理の手間なども含めて判断しましょう。

ファイナンシャルプランナーが解説する定期預金の選び方

適用条件を確認する

ランキング上の金利が、そのまま全員に適用されるとは限りません。

「新規口座限定」「100万円以上」「新規資金限定」など、複数の条件を満たした場合に限り、最高金利が適用される商品もあります。商品説明書とキャンペーン条件を確認したうえで申し込みましょう。

中途解約の可能性を考える

定期預金は原則として満期まで預ける商品です。途中解約すると、当初のキャンペーン金利ではなく、低い中途解約利率が適用されることがあります。住宅購入費、教育費、税金、自動車購入費など、1年以内に使う可能性がある資金は定期預金に入れすぎないことが大切です。

金利上昇局面では資金を分けて預ける

今後も預金金利が上昇した場合、全額を1年定期に預けてしまうと、満期まで新しい高金利商品へ移しにくくなります。

例えば、預金予定額を数回に分け、満期日をずらして預ける「ラダー型運用」を取り入れる方法があります。資金を分割することで、金利上昇時に預け替えられる余地を残せます。

預金保険制度の上限を確認する

利息の付く普通預金や定期預金は、1金融機関につき、預金者1人当たり元本1,000万円までと破綻日までの利息が預金保険制度で保護されます。

1,000万円を超える預金がある場合は、複数の銀行へ分散することも重要です。同じ銀行の本店、支店、インターネット支店に分けても、同一金融機関として合算される点に注意してください。

定期預金は「金利」と「使いやすさ」の両方で選ぶ

2026年7月は、地方銀行の1年定期預金で年1.00%以上の商品が複数登場しています。

特に、少額から利用する場合は香川銀行、愛媛銀行、静岡銀行、北九州銀行などのネット支店商品が有力です。一方、1,000万円以上のまとまった資金を預ける場合は、群馬銀行や岩手銀行の大口定期預金も選択肢になります。

ただし、最高金利だけで決めるのではなく、預入上限、新規資金条件、口座開設の手間、中途解約利率、満期後の金利まで確認する必要があります。

定期預金は、株式や投資信託のような大きな価格変動を避けながら、一定の利息収入を得たい人に適した金融商品です。生活防衛資金を確保したうえで、当面使わない資金の置き場所として活用していきましょう。

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出典・引用

国税庁 「No.1310 利息を受け取ったとき(利子所得)」
金融庁 「預金保険制度」
預金保険機構 「預金保険制度の基礎知識」
日本銀行 「金融市場調節方針に関する公表文 2026年」
日本銀行 「金融市場調節方針の変更について(2026年6月16日)」

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