- 1 はじめに|7月は「いつもの買い物」に少し変化が出やすい月
- 2 7月の値上げの背景|原材料費・燃料費・人件費が重なっている
- 3 2026年7月に値上げ予定の商品10選
- 3.1 1. 食パン|朝食の定番は価格改定の影響を受けやすい
- 3.2 2. 菓子パン・惣菜パン|昼食や間食の支出にじわっと影響
- 3.3 3. 和洋菓子|おやつ・手土産の価格にも変化
- 3.4 4. 東洋水産の即席カップ麺・ワンタン|昼食・備蓄品にも影響
- 3.5 5. サンヨー食品の即席カップ麺|サッポロ一番カップ麺にも価格改定
- 3.6 6. エースコックの即席カップめん|大盛り系・定番シリーズも対象
- 3.7 7. 伊藤園の麦茶ティーバッグ・顆粒茶|夏の飲料費に直結
- 3.8 8. 日清ヨークの乳酸菌飲料|家族の習慣的な飲料に影響
- 3.9 9. 霧島酒造の本格焼酎|晩酌・まとめ買いに影響
- 3.10 10. サンゲツの壁装材・床材など|リフォーム予定の家庭は早めに確認
- 4 値上げ前に買いだめした方がいい?FPとしての考え方
- 5 家計を守るポイントは「買う量」より「買い方」
- 6 まとめ|7月の値上げは冷静に確認し、必要なものを厳選しよう
- 7 出典・参考
はじめに|7月は「いつもの買い物」に少し変化が出やすい月
2026年7月は、パン、カップ麺、麦茶、乳酸菌飲料、焼酎、住宅関連資材など、身近な商品で価格改定が予定されています。
スーパーやドラッグストアでいつも買っている商品、朝食や昼食に使う食品、夏場に消費が増える飲料などが対象に含まれており、家計への影響を感じやすい月になりそうです。
ただし、値上げと聞いてすぐに焦る必要はありません。大切なのは、「何が上がるのか」「どのくらい生活に関係するのか」「買い方をどう見直すのか」を冷静に確認することです。
この記事では、2026年7月に値上げが予定されている商品の中から、一般家庭の生活に直結しやすいものを10点に絞って紹介します。ファイナンシャルプランナーの視点から、買いだめに頼りすぎない家計管理の考え方もあわせて解説します。
7月の値上げの背景|原材料費・燃料費・人件費が重なっている
今回の価格改定の背景には、いくつかの共通点があります。
まず大きいのが、原材料費の上昇です。パンや麺に使われる小麦、油脂類、砂糖、乳原料、さつまいも、米など、食品の土台となる原材料価格が上がっています。特にパンや麺類は、小麦価格の影響を受けやすい商品です。
次に、包装資材や物流費の上昇です。食品や飲料は、商品そのものだけでなく、袋、カップ、フィルム、段ボール、ペットボトル、紙パックなどの包装資材を使います。これらは石油化学原料や輸送コストの影響を受けるため、燃料費や国際情勢の変化が価格に反映されやすい分野です。
さらに、人件費の上昇も見逃せません。製造、配送、販売に関わる人件費が上がることは、働く人の賃金改善にもつながる一方で、商品価格にも少しずつ反映されます。
中東情勢の悪化や原油・ナフサ価格の変動、燃料費の上昇、原材料費の上昇、人件費の上昇が重なり、企業側も品質や安定供給を維持するために価格改定を行う流れになっています。
消費者としては、必要以上に不安になるのではなく、「よく買うもの」「代替できるもの」「買う頻度を調整できるもの」に分けて考えることが大切です。
2026年7月に値上げ予定の商品10選
| 商品・ジャンル | 主な企業・ブランド | 値上げ幅の目安 | 家計への影響 |
|---|---|---|---|
| 食パン | 山崎製パン、Pascoなど | 平均5〜6%台 | 朝食・弁当で影響が出やすい |
| 菓子パン・惣菜パン | 山崎製パン、Pascoなど | 平均5〜6%台 | 昼食・間食代に影響 |
| 和洋菓子 | 山崎製パン、フジパンなど | 平均5〜6%台 | おやつ・手土産代に影響 |
| 即席カップ麺・ワンタン | 東洋水産 | 約4〜11% | 昼食・非常食ストックに影響 |
| 即席カップ麺 | サンヨー食品 | 約5〜11% | 定番カップ麺の購入価格に影響 |
| 即席カップめん | エースコック | 約8〜11% | 大盛り・シリーズ商品に影響 |
| 麦茶ティーバッグ・顆粒茶 | 伊藤園 | 約5.0〜30.6% | 夏場の飲料費に影響 |
| 乳酸菌飲料 | 日清ヨーク | 出荷価格3〜8% | 子ども・家族の習慣的な飲料に影響 |
| 本格焼酎 | 霧島酒造 | 約7〜13% | 晩酌・まとめ買いに影響 |
| 壁装材・床材など | サンゲツ | 約18〜30% | リフォーム費用に影響 |
1. 食パン|朝食の定番は価格改定の影響を受けやすい
7月の値上げで最も生活に直結しやすいのが食パンです。朝食、子どもの軽食、サンドイッチ、お弁当など、家庭での登場回数が多い商品だからです。
山崎製パンでは、ロイヤルブレッド、ダブルソフト、超芳醇などを含む一部食パンが価格改定の対象です。Pasco、フジパン、第一パンでも、食パンや食卓パンなどの価格改定が予定されています。
背景には、小麦粉、油脂類、包装材料、物流費、人件費などの上昇があります。食パンは単価が比較的低い商品ですが、購入頻度が高いため、家計への影響を感じやすいのが特徴です。
ファイナンシャルプランナーの視点では、食パンは「買いだめ」よりも「買い方の見直し」が有効です。冷凍保存できる範囲で数日分をまとめて買うのは合理的ですが、食べきれずに廃棄してしまうと節約効果は薄れます。
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2. 菓子パン・惣菜パン|昼食や間食の支出にじわっと影響
菓子パンや惣菜パンも、7月の価格改定対象に含まれています。あんぱん、コッペパン、ソーセージ系のパン、ロールパン、チョコ系のパンなどは、昼食や間食で購入する機会が多い商品です。
コンビニやスーパーで手軽に買えるため、1回あたりの支出は小さく見えますが、週に何度も購入すると月単位では意外と大きな金額になります。
例えば、1個あたり10円〜20円程度の上昇でも、家族で週に何度も買う場合は、月数百円〜千円単位の差になることがあります。
対策としては、すべてを我慢するのではなく、「よく買うパンを決める」「特売日を活用する」「朝食用と間食用を分けて考える」といった工夫が現実的です。
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3. 和洋菓子|おやつ・手土産の価格にも変化
和菓子や洋菓子も、価格改定の対象になっています。山崎製パンでは、串だんご、豆大福、北海道チーズ蒸しケーキ、まるごとバナナ、イチゴスペシャルなどが例示されています。
お菓子類は生活必需品ではないように見えますが、子どものおやつ、家族の楽しみ、来客時の手土産など、暮らしの満足度に関わる支出です。
値上げ後も無理に削りすぎる必要はありません。むしろ、「毎日なんとなく買う」から「週末の楽しみとして選ぶ」へ変えるだけでも、満足度を保ちながら支出を整えやすくなります。
家計管理では、こうした支出を「ムダ」と決めつけるのではなく、使う目的を明確にすることが大切です。
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4. 東洋水産の即席カップ麺・ワンタン|昼食・備蓄品にも影響
東洋水産では、即席カップ麺・即席ワンタンの一部商品について、2026年7月1日納品分から価格改定が予定されています。
対象には、赤いきつねうどん、緑のたぬき天そば、麺づくり、激めんワンタンメン、マルちゃん焼そば、でかまる、マルちゃん正麺カップなどが含まれます。
即席麺は、忙しい日の昼食、夜食、非常時の備蓄としても使いやすい商品です。そのため、価格改定前に少し多めに買っておきたいと感じる方も多いでしょう。
ただし、カップ麺にも賞味期限があります。長期的には買いだめだけで家計を守ることは難しいため、普段食べる量を基準に、使い切れる範囲で備えるのがおすすめです。
5. サンヨー食品の即席カップ麺|サッポロ一番カップ麺にも価格改定
サンヨー食品では、2026年7月1日出荷分から即席カップ麺製品の価格改定が予定されています。価格改定率は、希望小売価格の約5〜11%です。
対象には、カップスター、どんぶりタイプ、焼そば系の商品などが含まれます。袋麺や一部のカップ麺は対象外とされているため、すべての商品が一律に上がるわけではありません。
背景には、原材料価格、包装資材、物流コストなどの上昇があります。カップ麺は保存しやすく、単身世帯や共働き世帯にも使いやすい商品ですが、購入頻度が高い方ほど影響を感じやすくなります。
買い方としては、値上げ前に数個多めに買う程度で十分です。箱買いをする場合は、置き場所と消費ペースを確認してからにしましょう。
6. エースコックの即席カップめん|大盛り系・定番シリーズも対象
エースコックでは、即席カップめん商品の価格を2026年7月1日出荷分から改定します。価格改定率は、希望小売価格の約8〜11%です。
主な対象には、ミニわかめラーメン、スーパーカップミニ、わかめラーメン、ワンタンメンどんぶり、スーパーカップ1.5倍シリーズなどが含まれます。
一方で、価格変更のない商品も明記されており、商品ごとに対応が異なります。普段から買っている商品が対象かどうかを確認しておくと安心です。
大盛り系のカップ麺は満足感が高く、外食代を抑えたいときにも役立ちます。値上げ後も、外食やコンビニ弁当と比較すればコストを抑えやすい場面は多いでしょう。
7. 伊藤園の麦茶ティーバッグ・顆粒茶|夏の飲料費に直結
夏場に影響が出やすいのが、麦茶です。伊藤園では、麦茶リーフ製品の一部について、2026年7月1日から価格改定が予定されています。
対象は、麦茶ティーバッグ茶と顆粒茶です。ティーバッグ茶はオープン価格への変更と出荷価格の改定、顆粒茶は希望小売価格の改定が予定されています。
麦茶は、ペットボトル飲料に比べると1杯あたりのコストを抑えやすい商品です。価格改定があっても、家庭で作る麦茶は夏の飲料費節約に役立ちます。
冷蔵庫に常備する家庭では、ティーバッグを使い切れる分だけ早めに買っておくのも一案です。ただし、保管スペースを圧迫するほど買い込む必要はありません。
8. 日清ヨークの乳酸菌飲料|家族の習慣的な飲料に影響
日清ヨークでは、乳酸菌飲料の一部製品について、2026年7月1日納品分から価格改定が予定されています。対象は乳酸菌飲料65mlシリーズ各種で、出荷価格は3〜8%の引き上げです。
背景には、国際情勢の影響による包装資材価格の高騰があります。小容量の乳酸菌飲料は、子どもや高齢の家族が毎日飲むことも多く、習慣化している家庭では月単位の支出に影響が出やすい商品です。
家計管理のポイントは、「毎日必要なものか」「週数回でもよいものか」を見直すことです。健康習慣として続けたい場合は、まとめ買い、特売、ポイント還元を上手に使うと負担を抑えやすくなります。
9. 霧島酒造の本格焼酎|晩酌・まとめ買いに影響
霧島酒造では、本格焼酎の一部商品について、2026年7月1日出荷分から価格改定が予定されています。対象は芋製・米製の本格焼酎のうち14銘柄49アイテムで、対象商品全体では7〜13%程度の引き上げです。
黒霧島の瓶・紙パック商品は8%程度の引き上げとされています。
晩酌用に定期的に購入している家庭では、値上げ前に1〜2本多めに買っておきたいと考える方もいるでしょう。その気持ちは自然です。
ただし、お酒は嗜好品です。まとめ買いによって消費量が増えてしまうと、節約効果が薄れます。購入頻度を決める、月の酒代予算を決めるなど、家計と健康の両面から管理することが大切です。
10. サンゲツの壁装材・床材など|リフォーム予定の家庭は早めに確認
食品ではありませんが、住宅関連で注目したいのがサンゲツの価格改定です。2026年7月1日受注分から、壁装材、床材、ファブリック、エクステリア、副資材、接着剤などの取引価格改定が予定されています。
値上げ幅は18〜30%程度とされており、食品よりも改定幅が大きい点が特徴です。一般家庭では、壁紙の張り替え、床材の交換、カーテン、リフォーム工事などに影響する可能性があります。
背景には、中東情勢の緊迫化を背景とした原油・ナフサなど石油化学原料の上昇、サプライチェーンの混乱、製造・物流コストの上昇があります。
リフォームを検討している方は、価格改定前に慌てて契約するのではなく、見積書の有効期限、材料費の反映時期、工事時期を確認することが大切です。
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値上げ前に買いだめした方がいい?FPとしての考え方
値上げのニュースを見ると、「今のうちに買っておいた方がいいのでは」と感じる方は多いと思います。特に、パン、カップ麺、飲料、日用品のように普段から使う商品であれば、ついまとめ買いしたくなるのは自然です。
ただし、長期的に見ると、買いだめだけで家計を守る効果は限定的です。なぜなら、価格改定は一時的なイベントではなく、原材料費、燃料費、人件費、物流費などの構造的な変化を反映しているからです。
もちろん、普段から必ず使う商品を、使い切れる範囲で少し多めに買うのは合理的です。カップ麺、麦茶ティーバッグ、焼酎など、保存しやすい商品は、家計の先取り対策として役立つ場面もあります。
一方で、パンや乳酸菌飲料など賞味期限が短い商品は、買いすぎると廃棄につながる可能性があります。安く買ったつもりでも、使い切れなければ結果的に家計にはプラスになりません。
家計を守るポイントは「買う量」より「買い方」
値上げ局面で大切なのは、すべてを我慢することではありません。必要なものを見極め、買い方を整えることです。
まず、家計簿やレシートを見て、毎月よく買っている商品を確認しましょう。食パン、カップ麺、飲料、乳酸菌飲料、お酒など、購入頻度が高いものほど見直し効果が出やすくなります。
次に、固定的に買っている商品と、気分で買っている商品を分けます。毎朝食べる食パンは必要な支出ですが、ついで買いのお菓子や飲料は調整しやすい支出です。
さらに、ポイント還元、特売日、まとめ買い、プライベートブランド、容量違いの商品を比較することで、無理なく支出を整えられます。
値上げ対策は、単に「安いものを買う」ことではありません。家族にとって必要な満足度を保ちながら、支出の優先順位を整えることが本質です。
まとめ|7月の値上げは冷静に確認し、必要なものを厳選しよう
2026年7月は、パン、カップ麺、麦茶、乳酸菌飲料、焼酎、住宅関連資材など、暮らしに身近な商品の価格改定が予定されています。
背景には、中東情勢の悪化、燃料費上昇、原材料費上昇、包装資材価格の上昇、人件費上昇など、複数の要因があります。これは企業だけの問題ではなく、私たちの家計にも少しずつ関係してくる変化です。
とはいえ、必要以上に不安になる必要はありません。買いだめは短期的には安心感がありますが、長期的には家計改善の決め手にはなりにくいものです。
大切なのは、安易に買いだめに走らず、冷静に必要なものを厳選することです。
よく使うものは使い切れる範囲で備える。賞味期限が短いものは買いすぎない。購入頻度が高いものは、買い方を見直す。これだけでも、家計への影響は十分に和らげられます。
値上げのニュースは、家計を見直すきっかけにもなります。7月の価格改定を上手に把握し、無理なく、前向きに、毎日の買い物を整えていきましょう。
はじめに|6月に入り、また値上げを実感していませんか? 6月に入ってから、スーパー、コンビニ、外食、日用品、電気代、ガス代、ガソリン代など、身の回りのものがまた一段と高くなったように感じている方も多いのではないでしょうか。以前なら何[…]
出典・参考
▶農林水産省 「輸入小麦の政府売渡価格の改定について」はこちら
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本記事は、企業公式発表および官公庁・公的機関の情報をもとに、情報提供を目的として作成しています。
掲載内容は作成時点の情報であり、価格改定の時期や内容は変更される場合があります。実際の販売価格は、地域、店舗、販売形態、在庫状況などによって異なります。本記事は、特定の商品購入や買いだめを推奨するものではありません。購入の際は、ご家庭の消費量や保存期間、予算に合わせてご判断ください。