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【2026年6月版】地方銀行の定期預金金利ランキングTOP10|1年もの高金利をFPがわかりやすく解説

はじめに|地方銀行の1年定期預金が見直されている理由

2026年に入り、預金金利への関心が一段と高まっています。これまで日本では、普通預金や定期預金に預けても利息はごくわずかという印象が強くありました。しかし、金利環境の変化を背景に、地方銀行や第二地方銀行、地方銀行系インターネット支店では、1年もの定期預金に比較的高いキャンペーン金利を設定する動きが見られます。

特に注目したいのが「1年定期預金」です。3年や5年の定期預金に比べて資金を固定する期間が短く、普通預金よりも高い金利を狙いやすい点が特徴です。今後の金利上昇余地を残しながら、一定期間だけ安全性を重視して運用したい人にとって、1年ものは使いやすい選択肢といえます。

ただし、ランキング上位の商品ほど、預入金額の上限、対象店舗、インターネット支店限定、新規資金限定、募集総額到達で終了などの条件が付いていることがあります。単純に金利の数字だけを見るのではなく、自分が実際に利用できるか、満期後の金利はどうなるか、中途解約時の扱いはどうかを確認することが大切です。

この記事では、2026年6月時点で公式に確認できる地方銀行・第二地方銀行・地方銀行系インターネット支店の1年もの円定期預金を対象に、税引前年利でランキング化します。ファイナンシャルプランナーの視点から、金利の見方、利息の計算方法、預金保険制度、選ぶ際の注意点もあわせて解説します。

ランキングの前提条件

今回のランキングは、以下の条件で整理しています。

対象は、個人向けの円定期預金です。外貨預金、仕組預金、投資信託とのセット商品、退職金専用プラン、年金受取者限定プランなど、利用者が大きく限定される商品は原則として除外しています。

金利は、2026年6月時点で各銀行の公式ページまたは公式資料に掲載されている税引前の年利率を基準にしています。税引後の利息は、復興特別所得税を含む20.315%の税金が差し引かれるため、実際の受取額は表示金利より少なくなります。

また、地方銀行本体だけでなく、地方銀行が運営するインターネット支店専用商品も含めています。近年は、実店舗よりもネット支店のほうが高めの金利を設定しているケースがあり、定期預金を比較するうえで外せない存在になっています。

【2026年6月版】地方銀行の1年定期預金金利ランキングTOP10

順位銀行名・商品名1年もの金利主な条件
1位紀陽銀行 特別金利定期預金キャンペーン年1.125%500万円以上、窓口専用、個人向け
2位香川銀行 セルフうどん支店 超金利トッピング定期預金年1.100%10万円以上100万円まで、ネット支店限定
2位トマト銀行 ももたろう支店 スペシャルきびだんご定期預金年1.100%1万円以上100万円以下、ネット支店限定
4位清水銀行 清水みなとインターネット支店 Bon Voyage年1.039%インターネット支店専用、1年・3年・5年対象
5位筑波銀行 夏得!!金利上乗せ定期預金キャンペーン年1.000%100万円以上1億円以内、店頭受付
5位三十三銀行 誕生5周年記念 定期預金金利上乗せキャンペーン年1.000%50万円以上、新規資金、窓口受付
5位徳島大正銀行 とくぎんネット支店 スーパーとくとく定期預金年1.000%10万円以上300万円まで、ネット支店限定
8位静岡銀行 インターネット支店 ウルトラ金利定期預金年0.975%10万円以上、上限なし、ネット支店限定
9位大東銀行 みずみらい定期預金 Premium年0.800%300万円以上、新規預入れ限定、窓口受付
10位福島銀行 ステップアップ型円定期預金「ONE」年0.675%10万円以上1,000万円以下、アプリ利用条件あり

今回のランキングでは、年1.0%を超える商品が複数確認できます。かつての定期預金金利を考えると、地方銀行のキャンペーン定期は、預金派にとって注目しやすい水準になってきました。

1位|紀陽銀行 特別金利定期預金キャンペーン

1位は、紀陽銀行の「特別金利定期預金キャンペーン」です。500万円以上を1年ものに預け入れる場合、2026年6月時点の店頭表示金利で計算した適用金利は年1.125%とされています。

この商品の特徴は、預入金額によって上乗せ幅が変わる点です。50万円以上500万円未満の場合もキャンペーン対象ですが、500万円以上のほうが高い金利になります。まとまった資金を1年だけ預けたい人にとっては、有力な候補です。

一方で、受付は窓口専用であり、インターネットから完結する商品ではありません。また、募集総額に達した場合は早期終了となる可能性があります。預入を検討する場合は、対象店舗や受付状況を事前に確認しておきたいところです。

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2位|香川銀行 セルフうどん支店 超金利トッピング定期預金

同率2位は、香川銀行のネット支店であるセルフうどん支店の「超金利トッピング定期預金」です。1年もの金利は年1.100%です。

この商品は、1人あたり100万円までという上限があります。預入金額は10万円以上100万円までで、少額から使いやすい一方、大きな資金をまとめて預ける目的には向きません。家計の余裕資金の一部を高金利枠として活用するイメージが合います。

満期後は、別の商品に自動継続される点にも注意が必要です。初回1年の高金利だけを見て申し込むのではなく、満期時に解約するのか、継続するのかをあらかじめ考えておくと安心です。

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2位|トマト銀行 ももたろう支店 スペシャルきびだんご定期預金

同じく年1.100%で2位に入るのが、トマト銀行ももたろう支店の「スペシャルきびだんご定期預金」です。こちらもインターネット支店限定の商品で、預入金額は1万円以上100万円以下です。

少額から始められる点は大きな魅力です。たとえば、生活防衛資金の一部、近い将来使う予定のある資金、ボーナスの一部などを1年間だけ預ける使い方が考えられます。

ただし、上限は100万円です。年1.100%と聞くと非常に魅力的ですが、100万円を預けた場合の税引前利息は1万1,000円、税引後ではおおよそ8,765円です。利率だけでなく、実際の受取利息の金額で考えることが大切です。

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4位|清水銀行 清水みなとインターネット支店 Bon Voyage

4位は、清水銀行の清水みなとインターネット支店専用定期預金「Bon Voyage」です。2026年6月時点で、1年もの金利は年1.039%とされています。

この商品は、清水みなとインターネット支店の開設10周年記念キャンペーンとして実施されており、1年・3年・5年の定期預金が対象です。予定総額に達した場合、期間中でも終了する可能性があります。

インターネット支店専用商品のため、実店舗に行かずに口座開設や預入を進めたい人に向いています。ただし、アプリでの口座開設や本人確認に時間がかかる場合もあるため、キャンペーン終了間際に申し込むより、早めに確認するのがよいでしょう。

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5位|筑波銀行 夏得!!金利上乗せ定期預金キャンペーン

5位は、筑波銀行の「夏得!!金利上乗せ定期預金キャンペーン」です。1年ものの初回特別金利は年1.000%です。

対象期間は2026年6月1日から8月31日までとされ、夏のボーナス時期に合わせたキャンペーン色の強い商品です。預入金額は100万円以上1億円以内で、対象者は個人または個人事業主です。

ただし、店頭での預入限定であり、ATMやインターネットバンキングからの預入は対象外です。また、新たな資金による預入が条件となるため、すでに同じ銀行内にある定期預金を振り替えるだけでは対象外になる場合があります。

▶筑波銀行の公式資料はこちら

5位|三十三銀行 誕生5周年記念 定期預金金利上乗せキャンペーン

三十三銀行の「誕生5周年記念 定期預金金利上乗せキャンペーン」も、1年もの年1.000%です。対象は個人で、預入金額は50万円以上です。

この商品は、新たな資金での預入が条件です。すでに三十三銀行に預けている普通預金や定期預金からの振替では対象外となるため、他行からの振込や現金など、キャンペーン開始日以降に新たに預け入れた資金であることが重要です。

1年ものだけでなく、3年もの、5年ものにも高めの金利が設定されています。ただし、今回は1年定期預金ランキングのため、1年ものの金利で評価しています。

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5位|徳島大正銀行 とくぎんネット支店 スーパーとくとく定期預金

同率5位は、徳島大正銀行とくぎんネット支店の「ネット支店スーパーとくとく定期預金」です。1年もの金利は年1.000%です。

1人あたり300万円までという上限がありますが、10万円から預け入れできるため、比較的利用しやすい商品です。ネット支店専用であり、店頭に行かずに手続きしやすい点も特徴です。

満期後は、別のネット支店定期預金として自動継続されます。初回満期後も同じ金利が続くわけではないため、満期前に継続後の金利を確認しておくことが大切です。

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8位|静岡銀行インターネット支店 ウルトラ金利定期預金

8位は、静岡銀行インターネット支店の「ウルトラ金利定期預金」です。1年もの金利は年0.975%です。

年1.0%にはわずかに届かないものの、預入金額は10万円以上で上限なしとされているため、使い勝手は良好です。少額からでも利用でき、まとまった資金にも対応しやすい点は大きなメリットです。

ただし、募集額が設定されており、1年ものと3年ものの合計で一定額に達すると終了する可能性があります。ネット支店商品は全国から申し込みやすい反面、人気化すると早期終了することもあるため、検討時点での最新情報を確認しましょう。

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9位|大東銀行 みずみらい定期預金 Premium

9位は、大東銀行の「みずみらい定期預金 Premium」です。1年もの金利は年0.800%です。

預入金額は300万円以上で、新規預入れ限定の商品です。窓口での取り扱いとなり、ハーモニー支店は対象外とされています。募集総額は200億円で、上限に達すると取扱終了となる点にも注意が必要です。

1年ものだけでなく、2年、3年、4年、5年にも金利設定があります。長めの期間を選ぶほど金利が高くなりますが、今後の金利環境が上昇する可能性を考えると、1年ものを選んで満期後に再検討する方法もあります。

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10位|福島銀行 ステップアップ型円定期預金「ONE」

10位は、福島銀行のステップアップ型円定期預金「ONE」です。預入当初の1年目金利は年0.675%です。

この商品は、1年ごとに金利が段階的に上がるステップアップ型の商品です。預入期間は1年、最長5年で、2年目以降に金利が上昇する設計になっています。今回のランキングでは、1年定期預金として比較するため、預入当初の年0.675%を採用しています。

利用には「ふくぎんアプリ」での口座開設または口座連携などの条件があります。アプリを使った取引に抵抗がない人にとっては検討しやすい一方、シンプルな1年定期だけを探している人は、商品内容をよく確認する必要があります。

▶福島銀行の公式ページはこちら

定期預金の利息はどれくらい?税引後で考える

定期預金を比較するときは、表示金利だけでなく、税引後の受取利息を確認することが大切です。日本の預金利息には、原則として所得税・復興特別所得税・地方税を合わせた20.315%の税金がかかります。

たとえば、100万円を年1.100%の1年定期預金に預けた場合、税引前の利息は1万1,000円です。ここから20.315%の税金が差し引かれるため、税引後の受取利息はおおよそ8,765円になります。

また、500万円を年1.125%で1年間預ける場合、税引前利息は5万6,250円です。税引後では、おおよそ4万4,823円になります。定期預金は元本の値動きがない一方、利息は課税後の手取りで判断することが重要です。

FP視点で見る、地方銀行定期預金の選び方

定期預金選びで最も大切なのは、「金利が高い商品を選ぶこと」だけではありません。ファイナンシャルプランナーの視点では、次の5つを必ず確認したいところです。

1つ目は、預入上限額です。年1.100%の商品でも、上限が100万円であれば、受け取れる利息には限りがあります。大きな資金を預けたい場合は、金利だけでなく預入上限も確認しましょう。

2つ目は、利用チャネルです。窓口専用、インターネット支店限定、アプリ限定など、商品によって申し込み方法が異なります。普段使っていない銀行であれば、口座開設に時間がかかる可能性もあります。

3つ目は、満期後の取り扱いです。キャンペーン金利が適用されるのは初回預入期間のみで、満期後は通常金利に戻る商品が多くあります。満期日を忘れてそのまま自動継続すると、想定より低い金利で預け続けることになる場合があります。

4つ目は、中途解約利率です。定期預金は満期まで預けることを前提とした商品です。やむを得ず中途解約すると、キャンペーン金利は適用されず、普通預金並みの利率になることがあります。近いうちに使う予定がある資金は、無理に定期預金へ入れないほうが安心です。

5つ目は、預金保険制度です。定期預金は預金保険の対象ですが、保護されるのは1金融機関ごとに預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息です。1つの銀行に多額の資金を集中させる場合は、預金保険の範囲を意識しておく必要があります。

1年定期は「金利上昇局面」と相性がよい

2026年のように預金金利が動きやすい時期は、長期の定期預金に一度で全額を入れるより、1年ものを活用する方法が有効です。1年後に満期を迎えれば、その時点の金利環境を見ながら、再び定期預金にするのか、個人向け国債や普通預金、投資信託などに振り分けるのかを判断できます。

特に、生活防衛資金や数年以内に使う予定のある資金は、大きなリスクを取る必要がありません。株式や投資信託のように価格変動リスクを取る資金とは分けて、元本の安全性を重視する資金置き場として定期預金を使う考え方は合理的です。

ただし、インフレ率が預金金利を上回る場合、実質的な購買力は目減りする可能性があります。定期預金は「お金を大きく増やす商品」ではなく、「安全性を重視しながら、普通預金より少しでも有利に置いておく商品」と考えるとよいでしょう。

まとめ|高金利だけでなく、使いやすさと満期後まで確認しよう

2026年6月時点では、地方銀行や地方銀行系インターネット支店の1年定期預金に、年1.0%前後の高金利商品が複数見られます。特に、紀陽銀行、香川銀行、トマト銀行、清水銀行、筑波銀行、三十三銀行、徳島大正銀行などは、1年もの定期預金として魅力的な水準です。

一方で、預入上限が100万円までの商品、500万円以上で高金利になる商品、窓口専用の商品、ネット支店限定の商品など、条件は銀行ごとに大きく異なります。ランキング上位だからといって、すべての人に最適とは限りません。

定期預金は、家計の守りを固めるための基本的な金融商品です。投資のような大きな値上がり益は期待しにくいものの、元本の安全性を重視しながら、普通預金よりも有利な利息を狙える点は大きな魅力です。

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参考・出典

金融庁 「預金保険制度」
国税庁 「利息を受け取ったとき(利子所得)」

留意事項

本記事は、2026年6月時点の各銀行公式情報をもとに作成した一般的な情報提供であり、特定の金融機関や商品への申込みを推奨するものではありません。金利、取扱期間、募集総額、適用条件は変更または早期終了となる場合があります。実際に申し込む際は、必ず各銀行の公式ページや商品説明書を確認し、ご自身の資金計画に合わせて判断してください。

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