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前回公開した「2026年8月に値上げされる保存食品」の記事は、多くの方にご覧いただきました。食品の値上げは毎日の食費や家計に直結する問題であり、幅広い世代の消費者にとって関心の高いテーマであることを、あらためて強く実感しました。
第2弾では、ハム・ソーセージ、冷凍食品、コーヒー、飲料、スナック菓子、プロテインなど、前回とは異なる食品を紹介します。
今回注目したのは、値上げ幅が大きく、普段の食生活や家計への影響が大きい食品です。
ただし、値上げ前だからといって、すべての商品を急いで購入する必要はありません。普段から購入しており、賞味期限内に無理なく使い切れる商品を中心に確認しましょう。
2026年8月は1,898品目の食品が値上げ予定
帝国データバンクによると、2026年8月に予定されている飲食料品の値上げは、2026年6月末時点で1,898品目です。
2026年1月から11月までに判明している値上げ品目数は合計1万4,902品目となり、調査を開始した2022年以降、5年連続で年間1万品目を超えました。9月には3,029品目の値上げも予定されており、今夏以降も食品値上げが続く見通しです。
2026年8月に値上げされる食品10選
今回のランキングは、各社が発表した価格改定率の最大値を基準にしつつ、商品の知名度、購入頻度、生活への影響、保存のしやすさも考慮して作成しています。
同じ商品群でも、商品や容量によって値上げ率が異なります。表に記載している最大値まで、すべての商品が値上げされるわけではありません。
家計防衛度は、値上げ幅、購入頻度、保存のしやすさ、まとめ買いの効果を独自に評価しています。
| 順位 | カテゴリー | 主な会社・ブランド | 主な価格改定率 | 家計防衛度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ハム・ソーセージ・調理加工品 | 日本ハム | 約5~46% | ★★★★★ |
| 2 | ハム・ソーセージ・加工食品 | プリマハム | 約5~35% | ★★★★★ |
| 3 | ホエイプロテイン・ミルクプロテイン | GOLD’S GYM | 約7.5~29.6% | ★★★☆☆ |
| 4 | 家庭用冷凍食品 | 日清製粉ウェルナ | 約7~22% | ★★★★★ |
| 5 | 家庭用冷凍食品・常温食品 | ニチレイフーズ | 約5~20% | ★★★★★ |
| 6 | レトルトパスタソース | 日本製麻・ボルカノ | 約2~19% | ★★★★☆ |
| 7 | インスタントコーヒー | ネスレ日本 | 約14% | ★★★★★ |
| 8 | チルドコーヒー・紅茶飲料 | 森永乳業 | 約3.1~11.4% | ★★★☆☆ |
| 9 | ポテトチップス・スナック菓子 | 湖池屋 | 約3~8% | ★★★☆☆ |
| 10 | 肉まん・あんまん・冷凍中華まん | 井村屋 | 約3.9~5.6% | ★★☆☆☆ |
値上げ前に確認したい食品10選
ここからは、2026年8月に値上げされる食品のうち、特に確認しておきたい10種類を詳しく解説します。
1.日本ハムのハム・ソーセージ・調理加工品
値上げ内容
日本ハムは2026年8月1日から順次、家庭向け商品、業務用商品、冷凍食品の約220品目について、商品規格の変更や納品価格の改定を実施します。
発表された改定率は約5~46%です。原材料費に加え、人件費やエネルギー費の上昇を、企業努力だけでは吸収することが難しくなったと説明しています。
ハムやソーセージは冷蔵保存が基本で、朝食、弁当、炒め物などで日常的に使う家庭に向いています。賞味期限と冷蔵庫の空き容量を確認し、最大46%という数字だけを見て大量に購入せず、期限内に使い切れる量にとどめましょう。
2.プリマハムのハム・ソーセージ・加工食品
値上げ内容
プリマハムは、家庭用・業務用のハム、ソーセージ、加工食品約250品目について、2026年8月1日納品分から順次、約5~35%の価格改定を実施します。
対象には、一般家庭向けの商品だけでなく、加工食品や大容量商品なども含まれます。普段から購入している商品の価格や内容量を改定前後で確認することが大切です。
ハム・ソーセージやギフト商品は冷蔵保存が中心で、家族の人数が多い家庭や、朝食・弁当で頻繁に利用する家庭に向いています。セット商品は必ずしも単品より割安とは限らないため、賞味期限、内容量、送料を含めた価格を比較しましょう。
3.GOLD’S GYMのホエイプロテイン
値上げ内容
GOLD’S GYMの商品を取り扱うフィットネスショップは、2026年8月1日から、ホエイプロテインやミルクプロテインなどの価格を改定します。
主な価格改定は次のとおりです。
| 商品名 | 現在価格 | 改定後価格 | 改定率 |
|---|---|---|---|
| CFMホエイプロテイン20g | 270円 | 313円 | 約15.9% |
| CFMホエイプロテイン900g | 9,936円 | 10,800円 | 約8.7% |
| CFMホエイプロテイン2kg | 21,060円 | 23,328円 | 約10.8% |
| WPIホエイプロテイン20g | 216円 | 280円 | 約29.6% |
| WPIホエイプロテイン720g | 7,776円 | 8,640円 | 約11.1% |
| WPCホエイプロテイン | 6,156円 | 7,020円 | 約14.0% |
| ミルクプロテイン | 4,860円 | 5,724円 | 約17.8% |
最大の約29.6%は、WPIホエイプロテイン20gの価格改定です。900gや2kgなどの大容量商品では、約8.7~10.8%の値上げとなります。
粉末プロテインは未開封であれば比較的保存しやすく、日常的に筋力トレーニングやスポーツを行い、継続してプロテインを飲む人に向いています。開封後は湿気を避け、初めて飲む味のまとめ買いは控え、普段の消費量と賞味期限を確認して購入しましょう。
4.日清製粉ウェルナの家庭用冷凍食品
値上げ内容
日清製粉ウェルナは、2026年8月1日納品分から、家庭用冷凍食品を約7~22%値上げします。
同社は、原材料価格だけでなく、物流費、動力燃料費、人件費、包装資材費、円安などの影響を価格改定の理由として挙げています。
冷凍食品はパッケージ記載の賞味期限まで冷凍保存でき、冷凍パスタや総菜を昼食、弁当、忙しい日の夕食に利用する家庭に向いています。家庭用冷凍庫は開閉による温度変化が起こりやすいため、収納スペースを確認し、数カ月以内に食べ切れる量に抑えましょう。
5.ニチレイフーズの家庭用冷凍食品
値上げ内容
ニチレイフーズは、2026年8月1日納品分から、家庭用の冷凍食品と常温食品を約5~20%値上げします。
業務用の冷凍食品や常温食品についても価格改定が行われます。原材料価格や動力燃料費などの上昇が続き、コスト削減だけでは吸収できないことが理由とされています。
冷凍炒飯、唐揚げ、お弁当用のおかずなどを普段から常備している家庭に向いています。商品に記載された温度で保存し、一度解凍した商品の再冷凍は避けましょう。初めて購入する商品をケース単位で買わず、家族が確実に食べ切れる量を選ぶことが大切です。
6.ボルカノのレトルトパスタソース
値上げ内容
日本製麻のボルカノ食品事業部は、2026年8月1日出荷分から、パスタ・レトルトソース製品全般を約2~19%値上げします。
小麦粉などの原材料価格に加え、人件費、物流費、包装資材費、燃料費などの上昇が続いていることが価格改定の理由です。
レトルトパスタソースは常温で比較的長く保存でき、忙しい日の昼食や夕食を短時間で準備したい家庭に向いています。直射日光や高温多湿を避け、同じ味を大量に購入せず、複数の味を組み合わせて飽きずに使い切れる量を選びましょう。
7.ネスカフェ ゴールドブレンド
値上げ内容
ネスレ日本は2026年8月1日納品分から、「ネスカフェ ゴールドブレンド」シリーズ6品を値上げします。
店頭価格の想定上昇率は約14%です。
対象となるのは、次の商品です。
- ネスカフェ ゴールドブレンド80g・120g
- ネスカフェ ゴールドブレンド コク深め80g・120g
- ネスカフェ ゴールドブレンド 香り華やぐ80g
- ネスカフェ アイスブレンド80g
コーヒー豆の調達価格や製造・物流に関係するコストの上昇が、販売価格に影響しています。
インスタントコーヒーは未開封であれば保存しやすく、毎朝コーヒーを飲む人や、家族・職場で日常的に利用する場合に向いています。開封後は湿気を避けてしっかり密封し、大容量商品でも香りが落ちる前に使い切れる数量にとどめましょう。
8.マウントレーニア・リプトンのチルド飲料
値上げ内容
森永乳業は、2026年8月1日出荷分から、牛乳、飲料、ヨーグルト、デザートなど合計47品を価格改定します。
希望小売価格が設定されている32品の改定率は約3.1~11.4%、メーカー出荷価格を改定する15品の改定率は約2.4~17.6%です。
主なチルド飲料の改定内容は次のとおりです。
- マウントレーニア カフェラッテ:税別190円から210円
- マウントレーニア ディープエスプレッソ:税別220円から245円
- リプトン CREAMY紅茶ラテ:税別180円から200円
- リプトン アールグレイティーラテ:税別190円から210円
原材料や包装資材に加え、人件費、エネルギー費、物流費などの上昇が続いていることが価格改定の理由です。
チルドコーヒーや紅茶飲料は冷蔵保存が必要で、通勤時や休憩時間などに週に何度も購入する人に向いています。常温飲料と比べて賞味期限が短く、冷蔵庫の場所も取るため、ケース価格が安くても1~2週間程度で飲み切れる量を目安にしましょう。
9.湖池屋の5個パック・サービスバッグ
値上げ内容
湖池屋は2026年8月1日から、スナック菓子12品の価格や商品規格を改定します。想定される価格・規格改定率は約3~8%です。
対象には、次のような大袋・まとめ買い向け商品が含まれます。
- 5個パック ポテトチップス のり塩
- 5個パック ポテトチップス じゃがいもと塩
- サービスバッグ ポテトチップス のり塩
- サービスバッグ カラムーチョチップス ホットチリ味
- 4連 スコーン やみつきバーベキュー
原材料、配送費、人件費などの上昇が続いていることから、一部商品の価格・規格改定が実施されます。
スナック菓子は未開封であれば常温保存でき、子どものおやつや家族の間食として普段から購入する家庭に向いています。高温多湿や袋がつぶれる場所を避けて保管し、特売やポイント還元も多い商品であるため、値上げ前だからと大量に買わず価格を比較しましょう。
10.井村屋の肉まん・あんまん・冷凍中華まん
値上げ内容
井村屋は2026年8月1日から9月1日納品分にかけて、菓子や点心・デリ商品17品を順次値上げします。
菓子7品の改定率は約5.8~9.5%、肉まん、あんまん、冷凍食品、チルド商品などの点心・デリ10品は約3.9~5.6%です。
原材料や包装資材の価格高騰に加え、物流費や燃料費などの上昇が続いていることが、価格改定の理由として挙げられています。
冷凍中華まんは軽食や朝食、子どものおやつとして利用する家庭に向いており、必要な個数だけ温められる点が便利です。冷凍商品とチルド商品では保存方法が異なるため表示を確認し、夏場は消費量が少ない可能性も考え、冷凍庫を長期間占有しない量に抑えましょう。
2026年に入ってから食品値上げが続く理由
2026年の食品値上げは、単独の原因ではなく、複数のコスト上昇が重なって発生しています。
帝国データバンクの調査では、値上げ要因として原材料高、物流費、包装資材費などが挙げられています。
2026年6月末時点で、原材料高の影響を受けた値上げは全体の92.5%、物流費は71.9%、包装・資材は69.8%を占めました。中東情勢を要因とする値上げも24.7%に達しています。
1.原材料価格の上昇
小麦、食肉、乳製品、コーヒー豆、油脂など、食品の原料となる品目の調達価格が上昇しています。
海外から輸入する原材料は、現地価格だけでなく、為替相場の影響も受けます。円安が進むと、同じ数量を輸入しても円換算した仕入れ価格が高くなります。
2.包装資材費の上昇
食品には、袋、トレー、フィルム、段ボール、ラベルなど、さまざまな包装資材が使われています。
石油由来の素材や印刷用インクなどの価格が上昇すると、商品の中身が変わらなくても製造原価が高くなります。
3.物流費とエネルギー費の上昇
トラック輸送に使用する燃料費、人件費、倉庫費用なども上昇しています。
特に冷凍食品や冷蔵食品は、製造から販売まで一定の低温を維持する必要があります。常温食品より多くの電力や燃料を必要とするため、エネルギー価格の影響を受けやすい商品です。
4.人件費の上昇
食品工場、物流倉庫、小売店などでは、人手不足への対応や賃金の引き上げが続いています。
賃金の上昇は働く人の生活を支えるために必要ですが、企業側にとっては製造・販売コストの増加につながります。
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特に値上げ率が高いカテゴリー
今回の10種類で特に値上げ率が高いのは、ハム・ソーセージ、プロテイン、冷凍食品です。
ハム・ソーセージでは、日本ハムが最大約46%、プリマハムが最大約35%の改定を発表しています。ただし、価格改定だけでなく商品規格の変更を含む場合があり、すべての商品が最大値まで値上げされるわけではありません。
GOLD’S GYMのプロテインは、商品によって約7.5~29.6%と改定率に大きな差があります。1回分の商品と900g・2kgなどの大容量商品では、値上げ率や値上げ額が異なります。
冷凍食品は、日清製粉ウェルナが最大約22%、ニチレイフーズが最大約20%です。冷凍食品を頻繁に利用する家庭では、1回当たりの負担は小さくても、年間では支出増加の影響が積み重なる可能性があります。
値上げ前に買うときの判断基準
1.普段から購入している商品を選ぶ
値上げ対策で優先したいのは、値上げ率が最も高い商品ではなく、自分の家庭で普段から購入している商品です。
普段は買わない商品を値上げ前に購入しても、使い切れなければ節約にはなりません。過去の購入履歴やレシートを確認し、実際の消費量を基準にしましょう。
2.値上げ率だけでなく値上げ額を見る
200円の商品が10%値上げされた場合、値上げ額は20円です。20円を節約するために大量購入し、保管場所を圧迫したり食品を余らせたりしては意味がありません。
一方で、毎週購入する商品や1袋の価格が高い商品は、年間の負担が大きくなる可能性があります。値上げ率だけでなく、1個当たりの値上げ額と年間の購入回数を確認しましょう。
3.内容量当たりの価格を比較する
大容量商品やセット商品は、販売価格だけを見ても本当に割安か判断できません。
100g当たり、1個当たり、1食当たりの価格を比較すると、異なる容量の商品でも割安度を判断しやすくなります。
内容量が変更される実質値上げでは、販売価格が同じでも単価が上昇します。価格だけでなく内容量も確認しましょう。
4.保存場所を先に確認する
冷凍食品、ハム・ソーセージ、チルド飲料などは、冷凍庫や冷蔵庫のスペースを必要とします。
商品を購入してから収納場所に困らないよう、買い物前に冷蔵庫と冷凍庫の中身を確認しましょう。
常温食品も、高温多湿や直射日光を避けて保管する必要があります。夏場は室温が高くなりやすいため、適切な保管場所を確保できる数量に抑えることが大切です。
値上げ前でも特売価格の方が安い場合がある
メーカーが2026年8月1日から納品価格や出荷価格を改定しても、すべての販売店が同じ日に同じ金額だけ値上げするわけではありません。
販売店の在庫、仕入れ時期、特売、クーポン、ポイント還元などによっては、値上げ後の販売価格の方が安くなる場合もあります。
特にスナック菓子、コーヒー、冷凍食品、ハム・ソーセージなどは、スーパーやドラッグストアで特売の対象になりやすい商品です。
値上げ前の通常価格だけを見て判断せず、普段利用する店舗の特売価格や、内容量当たりの価格を比較しましょう。
買い占めや転売は推奨しない
値上げ前の購入は、普段の消費を少し前倒しする程度にとどめることが大切です。
必要以上に買い占めると、本当に必要としている人が商品を購入できなくなる可能性があります。また、保管中に賞味期限を迎えたり、品質が低下したりすれば、結果的に食品ロスと家計の負担増加につながります。
値上げを利用した転売も推奨できません。
家族が賞味期限内に消費できる量を確認し、無理のない範囲で購入しましょう。
まとめ|値上げ前に買うなら使い切れる食品を優先しよう
2026年8月は、1,898品目の飲食料品が値上げされる予定です。
今回取り上げた中では、ハム・ソーセージ、プロテイン、冷凍食品、レトルトパスタソース、インスタントコーヒーなどで比較的大きな価格改定が予定されています。
値上げ対策として優先したいのは、次の条件を満たす食品です。
- 普段から繰り返し購入している
- 値上げ額や購入頻度が高い
- 賞味期限内に確実に使い切れる
- 自宅に適切な保管場所がある
- 特売価格と比較しても割安である
値上げ幅が大きいという理由だけで、普段は購入しない商品を買う必要はありません。
値上げ前の購入は、買いだめではなく、日常的に使う商品の購入時期を少し早めるものと考えましょう。
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出典・引用
帝国データバンクの公式ページはこちら
総務省統計局 「消費者物価指数(CPI)」
総務省統計局 「2026年6月分 消費者物価指数」
日本銀行 「企業物価指数」
農林水産省 「食品価格動向調査」
資源エネルギー庁 「エネルギー価格の支援について」
本記事は、2026年7月25日時点で公表されている企業・官公庁の公式情報をもとに作成しています。本記事で掲載している値上げ率は、メーカー発表時点の情報です。実際の販売価格、価格改定時期、取扱商品は販売店によって異なる場合があります。本記事にはAmazonアソシエイトによる広告リンクを含んでおり、Amazonのアソシエイトとして、まねっぴのお金講座は適格販売により収入を得ています。買い占めや転売を推奨するものではありません。価格、賞味期限、保管場所などをご確認のうえ、家計に無理のない範囲で、ご自身の判断と責任において購入してください。