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2026年10月1日が目前に迫っています。10月は調味料、飲料、米菓、フルーツ加工品、日用品など、普段の生活で繰り返し購入する商品の価格改定が相次ぎます。「10月になってから気付いた」ということがないよう、いつも購入している商品だけでも今のうちに確認しておきたいところです。
帝国データバンクが主要食品メーカー195社を対象に集計した最新調査では、2026年10月の飲食料品値上げは3,033品目となる見通しです。9月は4,923品目と2026年で最も多く、10月も3,000品目を超えることから、秋の値上げラッシュはまだ続きます。2026年1~11月までに判明している値上げは1万9,083品目に達しており、年間では2万品目を超える見通しです。

ただし、3,033品目は「10月1日に3,033品目が一斉に値上げされる」という意味ではありません。10月中に予定されている飲食料品全体の集計ですが、メーカー各社の発表を見ると、10月1日を価格改定日に設定している商品が非常に多くなっています。
今回は10月1日から値上げされる身近な商品の中から、具体的な改定率を確認できる商品や商品群を中心に10位から1位まで紹介します。メーカーによって公表方法が異なるため、個別商品の改定率が公表されている場合はその数値を使用し、「5~18%」など対象商品全体の範囲だけが公表されている場合は、過去記事と同じく最大値をランキング上の改定率として掲載しています。
家計防衛度については、値上げ率だけではなく、購入頻度、日常生活での必要性、保存のしやすさ、代替商品の選びやすさなどを踏まえ、当サイト独自に5段階で評価しています。それでは第10位から見ていきましょう。
2026年10月1日から値上げ|今のうちに確認したい商品TOP10
第10位 創健社 べに花マヨネーズ 300g|1.7%
第10位は、創健社の「べに花マヨネーズ 300g」です。創健社は2026年10月1日から14商品の価格を改定し、「べに花マヨネーズ 300g」は1.7%、「べに花マヨネーズ 500g」は3.5%の値上げとなります。さらに「えごま一番マヨネーズ 205g」は1.5%、「有精卵マヨネーズ 200g」は2.1%の改定です。
1.7%という改定率は今回紹介する商品の中では小幅ですが、マヨネーズは家庭で繰り返し購入する調味料です。1本あたりの負担増が小さくても、調味料や食品全般で値上げが重なれば、毎月の食費には少しずつ影響が表れてきます。
一方で、マヨネーズは選択肢の多い商品でもあります。普段から同じ商品を使用している場合は価格改定を知っておく価値がありますが、値上げだけを理由に必要以上にストックする必要はないでしょう。
家計防衛度:★★★☆☆
第9位 創健社 国産しょうが御飯の素 100g|10%
第9位は、創健社の「国産しょうが御飯の素 100g」です。2026年10月1日から10%の価格改定が予定されており、同じ創健社の商品でもマヨネーズ類より値上げ幅が大きくなっています。
炊き込みご飯の素は毎日購入する商品ではありませんが、常温で比較的保管しやすく、家庭によっては定期的に利用する食品です。10%という値上げ幅になると、これまでの価格を知っている人ほど購入時に価格差を感じやすくなるでしょう。
ただ、購入頻度まで考えれば、家計全体への影響はしょうゆや洗剤などの生活必需品ほど大きくありません。普段から使用している家庭が、次に購入するタイミングを少し意識しておく程度で十分だと考えます。
家計防衛度:★★★☆☆
第8位 DyDoの缶・ボトル缶・ペットボトル飲料|最大15%
第8位は、ダイドードリンコの飲料です。ダイドードリンコは2026年10月1日納品分から、一部を除く缶商品、ボトル缶商品、ペットボトル商品について、メーカー税抜き希望小売価格を10~15%引き上げます。今回のランキングでは最大改定率となる15%を掲載しています。
注意したいのは、対象商品がすべて15%値上げされるわけではないことです。商品によって10~15%の範囲で異なり、自動販売機の推奨価格については今回変更しないと発表されています。
缶コーヒーやペットボトル飲料は1本あたりの価格が比較的小さい一方、日常的に購入する人は年間の購入本数が多くなります。飲料は「何%上がるか」だけではなく、自分が1カ月に何本程度購入しているかで家計への影響を考える方が現実的です。
家計防衛度:★★★★☆
第7位 アヲハタ まるごと果実 いちご 255g|約16%
第7位は、「アヲハタ まるごと果実 いちご 255g」です。アヲハタは「まるごと果実」シリーズ13品について、2026年10月1日出荷分から参考小売価格を約16%引き上げます。
「まるごと果実 いちご 255g」の参考小売価格は、税込523円から606円へ変更されます。1個あたり83円の値上げとなり、税込価格から計算すると約15.9%の上昇です。500円台だった商品が600円台に乗るため、数字以上に値上げを実感しやすい価格改定といえそうです。
フルーツスプレッドはパンやヨーグルトと一緒に日常的に使う家庭もあり、未開封であれば一定期間保存できます。ただし、606円は参考小売価格であり、実際の販売価格は店舗によって異なるため、店頭価格が一律に606円になるわけではありません。
家計防衛度:★★★★☆
第6位 亀田の柿の種・ハッピーターンなど|最大17%
第6位は、亀田製菓の米菓です。亀田製菓は2026年10月1日納品分から42品の価格を改定し、現在の参考小売価格と比較した店頭での想定改定率は3~17%程度としています。今回のランキングでは最大値の17%を掲載しています。
対象には「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」など、スーパーでもよく見かける商品が含まれます。ただし、42品すべてが17%値上げされるという意味ではなく、個々の商品によって改定幅は異なります。
米菓は比較的保存しやすく、家庭のおやつとして繰り返し購入するケースもあります。一方、生活必需品という位置付けではないため、家計防衛という観点では、日用品や調味料より優先度を低めに考えています。
家計防衛度:★★★☆☆
第5位 創健社 ナチュラルナッツ ひまわりの種 110g|17.2%
第5位は、創健社の「ナチュラルナッツ ひまわりの種 110g」です。2026年10月1日から17.2%の価格改定となり、今回創健社が発表した14商品の中では最も大きな値上げ率となっています。
同じナチュラルナッツシリーズでも、「かぼちゃの種 60g」は11.4%、「松の実 35g」は6%です。同じカテゴリーの商品でも原料や調達条件によって改定率にかなり差があることが分かります。
17.2%という数字だけを見れば大きな値上げですが、ナッツや種子類は購入頻度に個人差があります。普段から継続して購入している家庭では影響を受けやすい一方、ほとんど購入しない家庭では家計への影響は限定的でしょう。
家計防衛度:★★★☆☆
第4位 キリンのペットボトル・缶飲料など|最大18%
第4位は、キリンビバレッジの飲料です。2026年10月1日納品分から、ペットボトル容器、缶、ボトル缶、パウチの一部商品について価格が改定され、メーカー税抜き希望小売価格に対する改定率は5~18%となります。
今回のランキングでは最大値の18%を掲載していますが、対象商品すべてが18%上がるわけではありません。公式発表では個別商品の改定率ではなく、対象商品全体で5~18%という範囲が示されています。
飲料は購入頻度が高い家庭ほど影響が大きくなります。特にお茶やコーヒーなどを日常的に購入している場合、1回の買い物ではわずかな差であっても、年間で考えると負担増が積み重なっていきます。
家計防衛度:★★★★☆
第3位 明治 辻利ラテ3商品|最大約21%
第3位は、明治の「辻利お濃い抹茶ラテ」「辻利抹茶ラテ」「辻利ほうじ茶ラテ」です。明治はこの3品について、2026年10月1日出荷分から出荷価格を約16~21%引き上げます。今回のランキングでは最大値となる約21%を掲載しています。
20%を超える改定は今回紹介する食品・飲料の中でも大きな水準です。ただし、公式発表は3商品の改定幅をまとめて約16~21%としており、「辻利お濃い抹茶ラテが21%」など、特定の商品が21%上がると個別に公表されているわけではありません。
飲料は賞味期限や保管条件もあるため、値上げ前だからという理由だけで必要以上に購入する必要はありません。普段から飲んでいる人は、10月以降の販売価格がどのように変化するか確認しておきたい商品です。
家計防衛度:★★★☆☆
第2位 NANOX・クリニカ・キレイキレイなど|最大25%
第2位は、ライオンの一般消費者向け製品です。ライオンは2026年10月1日出荷分から159SKUについて価格を改定し、改定幅を4~25%としています。
対象は「NANOX」「トップ」などの洗濯用洗剤、「クリニカ」「システマ」「NONIO」などのオーラルケア用品、「キレイキレイ」のハンドソープ、「オクト」のシャンプー・リンス、「ルック」「ルックプラス」などの浴室用洗剤まで幅広く、毎日の生活で使用する商品が多く含まれています。
ここでも、NANOXやキレイキレイが一律25%上がるという意味ではありません。公式発表では159SKU全体を対象に4~25%とされているため、今回のランキングでは最大値を使用しています。
洗剤や歯磨き、ハンドソープは日常的に消費し、使い切れば再び購入する商品です。食品に比べて長期間保管しやすいものも多く、値上げ率だけでなく購入頻度や生活必需度まで含めると、今回の価格改定の中でも家計への影響が大きいカテゴリーだと考えます。
家計防衛度:★★★★★
第1位 しょうゆ・つゆ・たれ・スープなど|最大25%
第1位は、正田醤油の調味料です。正田醤油は2026年10月1日納品分から製品全般の価格を改定し、しょうゆは5~25%、つゆ・たれ・スープなどの加工品は5~25%、みりんタイプは6~10%、魚醤は約5%引き上げます。
ランキング上の改定率は最大25%で、第2位のライオンと同率です。それでも第1位としたのは、しょうゆやつゆなどは家庭料理で使用する頻度が高く、今後も継続して購入する可能性が高いことに加え、調味料全体へ価格改定が広がっているためです。
実際、ヤマサ醤油も2026年10月1日納品分から、家庭用のしょうゆ・しょうゆ加工品、つゆ類、調味酢などを約5~16%引き上げます。特定のメーカーだけの動きではなく、しょうゆやつゆといった日常的な調味料で価格改定が重なっています。
しょうゆやつゆは未開封であれば比較的保管しやすい商品ですが、だからといって大量に買う必要はありません。自宅の残量を確認し、近いうちに買い替える予定の商品がある場合に、価格改定を意識しておく程度が現実的だと思います。
家計防衛度:★★★★★
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2026年10月1日 値上げ商品TOP10一覧
| 順位 | 商品名 | メーカー | 改定率 | 家計防衛度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | しょうゆ・つゆ・たれ・スープなど | 正田醤油 | 最大25% | ★★★★★ |
| 2位 | NANOX・クリニカ・キレイキレイなど | ライオン | 最大25% | ★★★★★ |
| 3位 | 辻利お濃い抹茶ラテ・抹茶ラテ・ほうじ茶ラテ | 明治 | 最大約21% | ★★★☆☆ |
| 4位 | ペットボトル・缶・ボトル缶・パウチの一部飲料 | キリンビバレッジ | 最大18% | ★★★★☆ |
| 5位 | ナチュラルナッツ ひまわりの種 110g | 創健社 | 17.2% | ★★★☆☆ |
| 6位 | 亀田の柿の種・ハッピーターンなど | 亀田製菓 | 最大17%程度 | ★★★☆☆ |
| 7位 | アヲハタ まるごと果実 いちご 255g | アヲハタ | 約16% | ★★★★☆ |
| 8位 | 缶・ボトル缶・ペットボトルの一部飲料 | ダイドードリンコ | 最大15% | ★★★★☆ |
| 9位 | 国産しょうが御飯の素 100g | 創健社 | 10% | ★★★☆☆ |
| 10位 | べに花マヨネーズ 300g | 創健社 | 1.7% | ★★★☆☆ |
※個別商品の改定率が公表されている場合はその数値を掲載し、メーカーが対象商品全体について「○~○%」と公表している場合は最大改定率を掲載しています。「最大25%」などと表記している商品について、対象商品すべてが同じ割合で値上げされるという意味ではありません。
値上げ率だけでは家計への影響は判断できない
今回のランキングでは、最大25%、約21%、18%、17%と2桁の価格改定が並びました。ただ、家計への本当の影響は値上げ率だけでは決まりません。
例えば、17.2%値上げされる商品を年に1~2回しか購入しない家庭より、10%程度の値上げでも毎週購入する食品や飲料の方が、年間の負担増は大きくなることがあります。そのため「値上げ率が高い商品から買う」という考え方ではなく、自分の家庭で何をどれだけ購入しているかを見ることが大切です。
私なら優先して確認するのは、「毎月または定期的に購入するもの」「必ず使い切るもの」「比較的長期間保管できるもの」です。今回のランキングでは、しょうゆやつゆ、洗剤、歯磨き、ハンドソープなどが該当しやすいでしょう。
一方で、普段購入していない商品まで値上げ率だけを見て買う必要はありません。値上げ対策は支出を減らすために行うものなので、必要のない商品を買えば、かえって家計の負担を増やしてしまいます。
10月1日になった瞬間に店頭価格が変わるとは限らない
もう一つ確認しておきたいのが、メーカーが発表する「10月1日出荷分から」「10月1日納品分から」という表現です。これは必ずしも10月1日の朝から全国の店舗で販売価格が一斉に変わるという意味ではありません。
店舗に9月までに仕入れた在庫が残っていれば、10月に入ってもそれまでの価格で販売されることがあります。反対に、販売店側の価格設定によってはメーカーの改定日前後で販売価格が変化するケースもあるため、実際に消費者が支払う価格とメーカーの改定日は必ずしも一致しません。
また、メーカーが公表している数字が「出荷価格」「希望小売価格」「参考小売価格」など、どの価格を基準にしているかにも注意が必要です。今回の記事でも、企業が公式に公表している改定率をそのまま使用していますが、実際の店頭価格が同じ割合で上昇するとは限りません。
食品以外でも10月1日から料金改定
10月1日の家計負担増は、食品や日用品だけではありません。首都高速道路では2026年10月1日午前0時から料金が改定され、普通車の1kmあたりの料金は29.52円から32.472円へ1割引き上げられます。全車種を合わせた平均改定率は8.1%とされています。
下限料金は普通車300円のまま維持されますが、日常的に首都高速道路を利用する家庭や事業者にとっては継続的な負担増となります。食品のように事前購入で対応できるものではないため、10月以降に利用する人は新しい料金体系を確認しておきたいところです。
東京ガスも東京地区等のガス料金について、2026年10月1日から料金単価を見直し、2026年11月検針分から新料金を適用します。一般料金や「ずっともガス」などの家庭用選択約款が対象で、食品とは違って毎月発生する支出だけに、利用家庭では請求額の変化も確認しておきたいところです。
なお、原料費調整制度による毎月の料金変動とは別の料金体系そのものの見直しです。光熱費は使用量でも大きく変わるため、単純な値上げ率だけではなく、実際の使用量と請求額で確認する必要があります。
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2026年10月の値上げは3,033品目の見通し
2026年8月31日時点の帝国データバンク調査では、10月の飲食料品値上げは3,033品目となる見通しです。9月の4,923品目からは減少するものの、2カ月連続で3,000品目を超え、7月以降は4カ月連続で2,000品目を超えることになります。
また、2026年1~11月までに判明した値上げは1万9,083品目で、2年連続となる年間2万品目超えが確実とされています。食品分野では加工食品が6,775品目と最も多く、菓子も1,336品目に達しています。
値上げ要因を見ると、原材料高が90.7%と最も多い一方、電気代などのエネルギー要因も65.1%まで上昇しています。単一の原材料だけではなく、物流費、人件費、エネルギー費など複数のコストが同時に価格へ影響している状況です。
11月以降の値上げはどうなる?
10月1日の大規模な価格改定を越えれば、値上げは落ち着くのでしょうか。私は、月ごとの品目数には波があっても、値上げ自体が11月以降に急に終わるとは考えていません。
すでに明治は、10月1日の飲料3品に続き、11月1日出荷分から「きのこの山」「たけのこの里」「ガルボ」「カール」などチョコレート・スナック11品の出荷価格を約3~8%引き上げると発表しています。10月1日が大きな節目になることは確かですが、その後も商品カテゴリーを変えながら価格改定が続く可能性があります。
帝国データバンクも、原材料、人件費、物流費などを取り巻くコスト環境は依然として厳しく、2026年後半も断続的な値上げが続くとみています。為替や原油価格など外部環境が改善すれば一部のコスト圧力が弱まる可能性はありますが、人件費や国内物流費まで一斉に以前の水準へ戻るとは考えにくいでしょう。
そのため、これからの家計防衛では「値上げされる商品を全部買っておく」という方法より、自分の家庭で繰り返し購入している商品の価格を把握する方が重要だと私は考えています。しょうゆ、洗剤、飲料など日常的に購入する商品の普段の価格が分かっていれば、価格改定後にも代替商品へ変更するか、そのまま使い続けるかを判断しやすくなります。
10月1日はもう目前です。買い占めをする必要はありませんが、冷蔵庫や食品庫、洗面所、洗濯機まわりを一度確認し、「10月中には確実に購入するもの」が今回の値上げ対象になっていないか、9月最後の買い物前に確認してみてはいかがでしょうか。
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出典・引用
▶ 帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査―2026年9月はこちら
▶ 東京ガス「(東京地区等)ガス料金の改定について」はこちら
▶ 首都高速道路「2026年10月1日からの通行料金改定について」はこちら
▶ 農林水産省「食品の価格動向」はこちら
▶ 農林水産省「食品価格動向調査(加工食品)」はこちら
▶ 総務省統計局「消費者物価指数(CPI)」はこちら
▶ 消費者庁「生活関連物資の価格動向」はこちら
本記事は、2026年9月26日時点で公表されている企業・官公庁の公式情報をもとに作成しています。本記事で掲載している値上げ率は、メーカー発表時点の情報です。実際の販売価格、価格改定時期、取扱商品は販売店によって異なる場合があります。本記事にはAmazonアソシエイトによる広告リンクを含んでおり、Amazonのアソシエイトとして、まねっぴのお金講座は適格販売により収入を得ています。買い占めや転売を推奨するものではありません。価格、賞味期限、保管場所などをご確認のうえ、家計に無理のない範囲で、ご自身の判断と責任において購入してください。